本日、コペンのタイヤをグランドスラム千里さんで交換した。
クルマを中古で購入した時点でノーマルサイズ165/50-15(BS-RE040)が装着されてぃた。試乗してみると低速時からコツコツと突き上げ感がありストリート主体の乗り心地としては少々辛いものがある事で購入直後、175/60-14(BS-GridIII)にインチダウン。インチダウンする事で扁平率を上げ50から60へ。以前感じたコツコツ感はなくなりステアリングのクイック感も適度に薄らいでとても乗りやすいクルマに変化した。だが、タイヤ外径がノーマル比10mmアップになった事で、ギアをHiギアードにした事と同じ状態になり加速感が損なわれる事になる。しかし、ノーマルサイズタイヤで走行していなかった事もあってノーマルタイヤでの加速感を体感していなかった事が良かった。つまり、乗り始めが、Hiギアード状態のコペンからなので違和感がなかった。

購入から時間も経過し、すでに走行距離も1万キロを突破した事もあって、タイヤ摩耗度も進んでいた。7月終わりに鈴鹿南コース(ドライ)を走行した際、60扁平だとステアリングの切り返し時に遅れが出たり、レスポンスが鈍い事もあって、摩耗具合から判断してちょうど良い機会なので、扁平率を55に変えてみる事にした。今度は外径を考慮に入れながらタイヤ幅も変更165/55-14サイズをチョイスした。このサイズだとタイヤ外径はノーマルサイズより10mm小さい。175/60-14からだと実に27mm外径が小さくなる事になる。Hiギアードから一転し、Lowギアードになるわけだ。
タイヤ外径表
ノーマルサイズ 165/50-15 547mm
インチダウン 175/60-14 564mm(+17mm)
インチダウン 165/55-14 537mm(- 10mm)
今回チョイスしたタイヤはヨコハマS-Drive。BSのGRIDシリーズは、設計年次の関係でパス。
ヨコハマHPより
「時代を映すスポーツプレイヤーは、汗の匂いを感じさせない。
圧倒的な才能で正確に仕事をこなし、理想の道を現実に変えていく。
目指したのは、そんなアスリートを思わせる個性的なタイヤ。
今の時代にふさわしい環境性能、安全性能を備えながら、より確かな走りのパフォーマンスを求め、DNAはまた新たな進化を遂げる。」
と、なんとなく理解出来るような出来ない紹介文を読みながら、使用状況がストリートユースでたまにスポーツドライブの使い方として、S-driveはコストパフォーマンスが高そうだったのが選択の理由。
ホイールへの組み付け前、S-drive単体とGIII単体を観察すると、ビード部がしっかりした感じ、サイド部は弾力性があった。ビード部は主に操安性にかかわる部分。サイド部は乗りごごち等にかかわる。ビード部を強くする事でハンドリングをスポーティ方向に仕上げそれでいてサイド部で路面からの強い入力をいなす感じなのか? ある雑誌に掲載された記事の中でヨコハマタイヤエンジニアが「まずストリートで走って気になるのが乗りごこち、凹凸を凹凸のフィーリングそのもので感じてしまうような、あまりにもダイレクトにドライバーに感じるようなフィーリングは必要ないのでできるだけ手応えを感じながら、硬くなく張りのあるような感触にするのがまず必要でした。あくまでもスポーツラジアルですからね!」と語っていた。文中でS-driveは、Neovaで開発された性能をフィードバックさせながら開発されたタイヤで、サーキットでのスポーツドライブもへこたれない性能を持っているという。
タイヤ交換後、自宅までの数十キロを走行しただけなので、私的感覚によるタイヤインプレッションは後日レポートしたい。
交換直後、タイヤ外径を小さくした恩恵は直ぐにわかった。
各ギアでの加速感が今までとは全く違う。ある一定の速度からの中間加速も良くなった事で、軽量な軽四スポーツの醍醐味を更に味わえた。タイヤ幅も細くした事で路面からの入力も緩和されたようでボディの振動も軽減されているようだった。ただ高速走行ではエンジン回転数が更に高くなり最高速度付近の騒音を考えると辛い。
さぁ、今日から新しいタイヤに履き替え、性能が変化したコペンと暮らす。
新しいクルマに買い替えた気分でわくわくする。