
クルマを受け取った後、友人と、お礼の意味を込めて食事、午後9時半首都高に乗る。
乗った途端に工事渋滞。はぁ、先が思いやられる。東名ルートで帰る予定にしていたが、首都高の掲示板に「東名横浜事故渋滞6km」の表示。あぁ、こりゃだめだ。急遽、進路を中央高速へ。ここでひとつ問題が、このポルシェにはヒーターがありません。中央高速は標高の高い所を通っているだけに寒いじゃん。クルマの受け渡しの際「ヒーターはありません。でも、熱くなれますよ!」熱くなれますよってあんた。寒かったらどうするの?
内装が剥がされた車内は結構冷えます。40の体には身にしみますです。それに、高速の路面のつなぎ目でクルマが跳ねる、跳ねる。40の体に辛いです。なんせ、まっすぐ走らすのが大変なクルマ。ダンピングがないうえに、フロント回りから、ガタガタと音は出ているし。うーん、生きたここちがしなかった。ほんとだったら、ポルシェならかなり速い巡航速度で走らせられるのですが、100kmプラスアルファしか出せない。
なんとか日付の変わる時間までノンストップで走ったものの、やっと山梨に入った程度のキョリを稼いだのみ。フルバケのシートでは、休憩もままならなかったのでSAのベンチで横になる。また、走る。横になる。最も標高が高い八ヶ岳付近では、室内がさむーい! オーナーの言った「熱くなれますよ」は、速度を出すとクルマがどこに行くかわからなくなるので、必死で運転しなくちゃならないということで熱くなれるのね。やっとわかりました(笑)
時にはSAのベンチで、時にはフルバケのシートの形のまんまで、休憩しながらAM3:00に無事到着。あまりの辛さに以前、ビートやスーパーセヴンで東京から帰って来た事を思い出しました。
(あの時も辛かったぁ)

翌日、最後の手続きとして、クルマを港まで運んで船に乗せ、クルマのみ一路、御大の待つ九州へ。

はじめて3.0SCに乗った感想ですが、クルマが軽い。エンジンのレスポンスも軽い。ポルシェのラインナップ中であればライトウエイトの部類に入るのでしよう。トーションバーの足回りも初体験でしたが、うーん・・・この足回りについては、一度、ダンパーがへたっていなくて車高がノーマルの足回りのフィーリングを体験したいものです。ちなみに御大は、購入直後から「ヒロシです。足回りはコイルオーバーにすぐに変えるけんね。心配いらんよ」と、ガタガタ揺れる車内で携帯ごしに聞きました。
御大の手元に到着したポルシェは、写真のように見違えるほど綺麗なクルマに変身していました。
「ヒロシの華麗なるクルマ遍歴」
http://www.oct-net.ne.jp/〜hanan7/
これが、女性なら週刊誌ネタになるほどスゴイんです。