ゲッコーってどうなんでしょうか?
身近で絶賛の声もある一方、山スキー関係のMLでは以下のような文句も出てました。
参考意見をお聞きしたいところです。
【某意見】
昨年Colltexのスプリットシール(巾35mmX2)を購入したのですが幅広スキーで
すと滑走面面積に対するシールの面積率が低いのでグリップが悪くてK2Coomback
には使えないと判断しました。
センターで巾103mmですので、スプリットの合計70mm巾だと70%弱となり
トップ、テールではもっと低くなります。
もっと巾の狭いスキーなら使えると思います。
巾の調整ができますので、隊用に持参するということも考えられます。
お客さんを連れていくガイドが持っているとも聞きました。
それで、新製品のグルーレスGeckoシールを購入したのです。
昨シーズンは3.11大震災で終了となり、Geckoを本格的に使うことがなく、
今年は先日の野谷荘司山で初めて本格的に使用することとなりました。
Geckoはテールにフックをつけない貼り流しも可能だと取説に書かれていました
が、粘着力が弱いと感じたので、フックをつける方式で使いました。
ところが、そのフックが外れ易く、いったん外れるとブラブラするフックがかえっ
てシールを引き剥がすことになります。
粘着テープでフックから伸びているテープをスキー表面に貼りつけて、フックが
外れるのを防ぎました。
野谷荘司山の登りで一緒になった人がK2ポンツーンにGeckoを貼っていました。
彼はフックが外れ易いので、別のフックに付け替えていました。
彼は粘着力のことまでは言及していませんでした。
私のはフックを粘着テープで押さえたので外れなかったのですが、シールが末端
の丸くカーブをつけて切った部分から剥がれ始めました。
雪が剥がれた部分に入り込んでいきます。
3時間のシール登高をしたあとで見ますと後半から全体の1/3ぐらいまで剥がれ
てしまい、雪が詰っていました。両側のシールは同じように剥がれていました。
ブーツの真下あたりは剥がれていなかったのでグリップはあり、なんとか登るこ
とはできていました。
滑降する前にシールを剥がしますと、末端は雪まみれになっています。
取説に書いてあったように、接着面についた雪をスキーのエッジで剥がすように
擦りました。
そうすれば、再びスキーに圧着できると書いてあったのです。
ところがエッジで擦っても細かい雪は残り、接着力があるようには思えません。
そうこうする内に、黒いものが剥がれて落ちました。
よく見ると、シールに貼られた接着面がエッジに削れて一部なくなっていました。
乱暴に扱ったつもりはありません。
写真をとりました。右側の端が約15cmに渡り剥がれています。
真中あたりにもすこし剥がれたところが写っています。
そんなわけで、Gechoをお勧めできないと思いました。
購入を考えておられるなら、今シーズンは様子を見た方がよいでしょう。
無駄な出費を続けてしまいましたが、長らく使い続けて信頼感のあるアセンショ
ンを買うことにします。
それも、フックのない貼り流しでやるつもりです。
グルーさえしっかりしていれば貼り流しが一番トラブルがありません。
すでにGeckoを購入された方も居られるとおもいますが、いかがでしたか?
問題なく使用できていますでしょうか?
以上。
ご感想をきければ幸いです。

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