ここ最近、白泉社刊「ヤングアニマル」という漫画雑誌を買うようになった。
最も、一番大きなきっかけがそれに連載されている「ゆびさきミルクティー」を見るのがきっかけである。
しかも、Yahoo日本語版及び、Google日本語版にて「ゆびさきミルクティー」もしくは「宮野ともちか」で検索すると関連サイトが豊富に見つかり、改めて人気の高さを伺うことができる。
私自身劇画風の絵は個人的に好きになれないので、他にも、線が細く、見やすいと言ったほうが良いのだろうか、「ゆびさきミルクティー」以外にも、「ふたりエッチ」や「ぼくのアイドル」、「ももいろスゥイーティー」等も読むが、確かに一番人気の高い作品である「ふたりエッチ」の作者、克・亜樹氏の作風の幅の広さは小学館刊「少年サンデー」などで確認している通り、私も分かっており、「符法師マンダラ伝カラス」や「ザウロスナイト」のような硬派な作品も書けるのも分かるものの、作風の方向性がはっきりしない点が好きになれない。
(しかしながら個人的に「ふたりエッチ」は好きな作品であり、絵の雰囲気が「星くずパラダイス」と非常にそっくりな点がとっつきやすい)
「ゆびさきミルクティー」を知ったのは昨年夏頃の増改築工事の頃だった。
その頃は親戚の家で寝泊りしており、増改築工事が終わったのが昨年秋だったものの、仕事が終わって会社から帰るとき、何気なく本屋に入って漫画本のコーナーを訪れたときに目に入った。
題名に騙されて単行本を買い、絵は明らかに万人向けではなく、好き嫌いがあるかもしれないが、80年代〜90年代初期の学生時代に読んだ「めぞん一刻」や「きまぐれオレンジロード」等と話の雰囲気が似ており、それから以降、単行本を全巻揃え、さらに物語がどこまで進行しているかが非常に気になったので「ヤングアニマル」を定期的に買うようになってしまったわけである。
幼馴染にメガネ少女、女装少年と何でもありのような印象があるが、一番のポイントが主人公である池田由紀(いけだよしのり)の設定だが、女装時は生身の女性と見間違えるほどの美人、という設定がある。
(池田由紀が女装したときの姿は写真左下の4巻の表紙参照)
事実、森居 左(もりいひだり…写真左上の1巻の表紙参照)と黒川水面(くろかわみなも…写真上中央の2巻の表紙参照)と、先述した池田由紀との三角関係になってしまっているが、今後それがどう向かっていくかが楽しみである。
しかしながら、最近は話の展開が凄い方向へ向かっており、ちょっとえっちな場面があったりすることもある。
2005年に入り、「ヤングアニマル」を立ち読みしていたときに考えにも及ばないシーンで驚いてしまったが、ちょっと子供が読むのには無理があるものの、最近では「めぞん一刻」や「きまぐれオレンジロード」等のような、少年誌及び青年誌に連載されるようなぬるま湯風ラブコメが少なくなり、新潟県内は質の高い番組の多いテレビ東京系列が見ることができないため、地上波のテレビ放送の質が低下した昨今、自分自身としてもこうやってすんなりと入っていけるような作品が欲しいと思っていた昨今である。
個人的には、私と同じA型という設定である、黒川水面が好きだけどね…表情や感情の起伏がころころ変化するという点と、意外なときに凄く良い表情を見せるところがとても良いです。
"Yubisaki MilkTea" (C)Tomochika Miyano/Hakusensha