先日、冬の賞与が出たので、思わずiPod nanoを買ってしまった。
買おうと思ったきっかけは、
12月4日の記事で述べたコンパクトフラッシュを購入した際、新潟市内の電気店を見ていたとき、ずいぶん可愛らしいデザインだなぁと思い、デザインに惹かれて購入した。
iPod nanoはブラックとホワイトの2色あり、無骨な感じがして凛々しいブラックよりは、繊細で優しい雰囲気のホワイトのデザインに惹かれ、店で商品を見ていたときに非常に気になっていた。
しかしながらiPod nano、とにかく小さい。
京ぽん及び単3型電池と並べてみたが、これでどれくらい小さいのかがわかるのかもしれない。
最もiPod nanoを欲しいと思ったきっかけは、確かにデザインで衝動買いしてしまったというのもあるが、一番の最大のポイントが、シリコンオーディオタイプの機器でもっとも大きい容量を持ち、2GBytesと4GBytesの2つのモデルがあるが、私は比較的購入しやすい2GBytesの方を購入した。iPod shuffle同様、壊れ物であるハードディスクを内蔵していないので、自由に持ち運んで使いたいと言う場合にはとても都合が良いと思える。
可搬性のある商品は、ラフに使っても大丈夫であることも条件であるため、それなりに耐久性も必要ともいえる。
また、ちょこっと使ってみて思ったことをまとめてみた。
・一番良かった点
@USBマスストレージクラスに対応しているので、これを外付けのメモリドライブとして使える。
何もかも音楽だけしか入れられないと言うものではないので、考えようによってはiPod nanoに一太郎やExcelなどの文書を保存し、Windows2000やMe、XPのようにUSBマスストレージクラスに対応しているOS稼働環境下で接続すれば読み出すことも容易。
A写真表示機能、テキスト表示機能がなかなか便利。
画面はカラー画面なので、同梱のiTunesというソフトで画像の入っているフォルダと同期させることにより、iPod nanoでも写真を見ることが出来る。
また、iPod nanoはUSBマスストレージクラスに対応していると書いたが、Notesフォルダ中にTXTファイルを入れておけば、およそ8KBytes前後のテキストファイルを表示・閲覧することが出来るので、考えようによってはこれを電子文庫本として使うことも可能かもしれない。
・不満点
@説明書が非常に投げやりの書き方で不親切
「使ってみれば分かるだろう」的な説明書は最も悪い見本として考えており、私個人としては歓迎できない。ある意味、初心者にとっては不親切な商品に感じるかもしれない。ましてや、本体中央部分の丸い部分がクリックホィールになっており、指で円をなぞるようにして操作するとカーソルの移動など、項目の選択が出来るのだが、それが分かるまで5分ほど試行錯誤し、やっとの思いで表示言語を初期状態の英語表示から日本語に切り替えた。
しかしながら、私自身過去にも、同様に説明書が非常に投げやりの書き方をしている商品を見たことがあり、私が使っているVisorと呼ばれるPalmデバイスも、今回購入したiPod nanoと同じような感じの説明書の記述だった。とは言っても、Visorの場合、説明書が投げやりであっても、本体の画面がちゃんとナビゲーションしてくれるおかげもあり、文字入力でGraffiti文字の記述に慣れる必要がある以外、操作に迷うことはなかった。
しかしながら、iPod nanoの操作で疑問に思ったことは同梱CD-ROM中のPDFファイルに大体の記事が載っていたので、それを確認したことによって解決した。
A曲の転送にわざわざiTunesを使う必要がある。
今までPSPで音楽や写真を楽しんできたこともあり、PSPの場合、ただ単純にWindowsのエクスプローラ上で指定されたフォルダにデータを書き込むだけなので、Windows上の操作環境に慣れ親しんだ私としてはその方がずっと簡単で操作しやすかった。
しかしながら、iPod nanoの場合、曲やiPod nanoで見るための写真を転送するためにはわざわざiTunesを使う必要があり、その都度iTunesを起動する手間が面倒に感じた。
iTunesもやや操作にクセがあるような印象があり、どうやって曲データを追加するのかが最初は分からなかった。一番煩わしかったのが、パソコンに接続したときに自動的にiTunesが起動する設定になっていたため、私としてはこれを解除して使っている。
でも考え方を変えて、iPod nanoはただ単なる音楽再生機ではないということという点で見るようにした場合、Palmなどのように専用のソフトウェアでデータを転送するという必要があると考えれば納得できる。
他に感心した点が、PSPも含めた類似したMP3再生機よりも音が良いような印象があり、56KBPS、22.05kHzのMP3ファイルを再生してみたところ、隠れていたような音が出てきたような感じがした。当然、128KBPS、44.1kHzのMP3ファイルは本当に自然な音がする。
まだ十分使い倒していないので、また改めて使用感などを報告したいと思うが、こういったデジタル家電はいじっているのもまた楽しみである。