今月に入り、作業手順が変更になった影響上、普通に作業をやるといってもかなり神経を使うようになったためか、ひどく疲れてしまいました。
そのためか、本当は先週の木曜日に記事をアップしたかったのですが、疲労以外にも、機種変更して使い勝手を確認してからアップしようと思いました。
(今回の記事のリンクは携帯電話でもアクセスできます)
さて、先週の木曜日、ウィルコムプラザにて携帯を機種変更してきました。
機種変更しようと思ったきっかけは、昨年冬に新機種が発売になったことと、実質昨年春に機種変更した京ぽん(AH-K3001V)が正常に稼動するときに機種変更したいと思い、ウィルコムプラザに行って来て機種変更してきました。
(前の機種も、今後機種変更したときに電話機が故障したときの代替として保存してあります)
変更した機種(写真1)は、京ぽん2ことWX310Kで、昨年春に機種変更したAH-K3001Vはパソコンのホームページを閲覧できると言うメリットがあるが、私自身MIDIデータをオーソライズして着メロを開発することもあり、メモリ容量の少なさがかなり気になっていた。
私自身今回機種変更するに当たり、どの機種にしようかと正直困惑していたが、確かにW-ZERO3にもかなり強い関心があり、ある意味W-ZERO3はほとんど最強ともいえる機種かもしれないが、W-ZERO3は横幅があるためにワイシャツや作業着のポケットへの収まりが良くなさそうな印象があったことと、京ぽんを使っていたときに感じていたこととして、画面の丸ゴシック系の文字フォントには非常に好感を持っていた(画面2)。
京ぽん2と京ぽん、並べてみたが、すっきりした感じのする京ぽんと比較してみると、京ぽん2は非常に逞しい感じがする。(画面3)
京ぽん以来の共通項であるフルブラウザは健在、但しケータイモードではAH-K3001Vではちゃんと携帯電話版で表示できていたサイトでも、一部携帯電話版での表示ができないサイトが何件か確認できているが、携帯電話サイトを探すときに重宝している
モバイルgooの他に、私のブログのリンクに設定している
たっきー氏のブログ(@リトルベンチマン)と
パワーモンキーBBSが現在ではケータイモードにて携帯電話版での表示ができないものの、パソコン版として読み込んでいるため、フルスクリーンモードもしくはスモールスクリーンモードに切り替えた方が操作しやすい。
使ってみて思ったこととして、新機種に機種変更したとしても、1つ2つ不満があるのも確かで、着メロを開発する立場で言わせて貰うと、AH-K3001Vと比較すると音源LSIがPCM MIDI音源でも音質面で単品シンセに匹敵するほど定評があった沖電気製の物からNECエレクトロニクス製の物になったらしく、やや着メロの演奏音には不満を感じる。
(私が現段階で携帯電話の着メロLSI(PCM音源仕様)を開発しているメーカーは、沖電気、ローム、NEC、三洋電機の3社確認している。但し、ヤマハはFM音源系の合成音源のものがほとんどである。2007年8月4日修正。当初ローム製と思っていたが、調査を進めるとNECエレクトロニクス製のものであることが判明。AH-K3001Vまで採用していた、単品シンセに匹敵し、ドラムキットのプログラムチェンジまで認識する沖電気製の着メロLSIを搭載した改良型をリリースして欲しいと思っており、NECエレクトロニクス製の着メロLSIはピアノの音が非常に悪く、全体的に音が薄いような印象がある)
WX310Kはピアノの音がちょっと良くない事と、ドラムキットでAH-K3001Vはドラムキットのプログラムチェンジが有効のため、標準的なスタンダードキットはもちろん、ルーム系のドラムの音(ルームキット)及び、1980年代のリズムマシンのドラムの音である、アナログシンセ系の音色(アナログキット)が使えたが、WX310Kはドラムキットのプログラムチェンジが無視されるため、実際にAH-K3001Vでアナログキットを使っている着メロをWX310Kで鳴らすとドラムの音が違って聞こえる。
(AH-K3001Vの場合、ジョージ・ウィンストンの「あこがれ」や、坂本隆一の「戦場のメリークリスマス」、リチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」の着メロは実際の演奏と勘違いするほどかなり音が良かった)
同時に、WX310KはAH-K3001Vでは使えたfeel H”の着メロ(DXM形式)とデータ互換性がないため、一部の曲はデータの作り直しが必要になった。
できれば、WX310Kでもfeel H”以来から採用していた、単品シンセに匹敵する音質の沖電気製の着メロLSIを採用して欲しかったのは確かで、大げさな言い方だが沖電気製の着メロLSIの音質の良さは、私の住んでいる地域では使えないがツーカーセルラーのfunstyleと勝負できるほどと思うし、ツーカーセルラーのfunstyleの着メロをコンピュータミュージック関連書籍についていた開発資料で聞いたときは正直言って驚いてしまったが、ツーカーセルラーの場合、残念な点がPDC方式であるが故、電話機端末としての性能を見た場合、通信速度が遅いという決定的な問題があるため、私としてはあまり注目に値しなかった。
しかしながら、私自身着メロを自作することがある関係上、着メロがらみの不満が大きく目立つような書き方をしたが、AH-K3001Vで感じていた最大の不満はメモリ容量(私の場合、常に95%以上使っていた)だったが、WX310KはやはりminiSDに対応しているのでメモリ容量も大きく、容量面での不満はなくなったし、CPU処理速度が高速化したおかげもあり、全体的な動作もかなりきびきびして操作しやすくなった。
同時に、2月からウィルコムの1xパケットが2xパケットへ高速化しているので、同じホームページを表示するにしても、WX310Kの方が断然速く表示されるし、Picsel Viewerも入っているので電話機で確認したホームページでAdobe Acrobatの書類がアップロードしてある場所でも、内容を確認できるようになった。
(他に、Microsoft Excel/Word/PowerPointの書類を見ることも可能。電話機のメモリカードに文書を突っ込んでおけば、電子文庫本代わりに利用も可能)
そして、WX310Kはメモリオーディオ再生機能を持つためiPodのようにして音楽を楽しむことも可能だが、こちらの方はまだ機能を試していないが、専用のケーブルも購入してあるため、都合ついたときにでも試してみようと思う。
3月18日追加。本体メモリの容量が許せばMP3オーディオファイルを着うたにすることができます。また、miniSDカードDATAフォルダにMP3を入れることで、それを再生することもできますが、ミュージックプレイヤーとして使いたい場合でしたら、BeatJam for WX310Kが必要です。
言い忘れていたが、WX310Kは130万画素のカメラを内蔵しており、SXGA(1280×960ドット)での撮影も可能だが、デジカメ専用機と比較するとお世辞にも画質は良いとはいえないが、使い方次第では綺麗に写す方法を見出すことができたので、せっかく入れてある256MBytesのminiSDを大いに活用してみようと思う。他にも、ムービー撮影機能もできるが、敢えて今回は試さなかった。
以下のサンプル(画面4〜7)は、すべてWX310Kで撮影したもので、最大サイズであるSXGA(1280×960ドット)で撮影、画像編集ソフトでQVGAにリサイズした。
確かにWX310K単独でもQVGAでの撮影は可能だが、私の方としてもプリントアウトしてみようと思っていたので敢えてSXGA(1280×960ドット)で撮影、電話機を横に持って電話機側面にあるシャッターボタンで撮影した。
(画面4、画面5)部屋の中などではやや白飛びしたり、ノイズが出たりする。
(画面6)部屋で写した写真だが、壁紙の凹凸が白飛びして再現されなかった。私の家で飼っている猫の毛並みは非常に綺麗に再現されている。
(画面7)これは、画面5と同じ場所を晴天時に撮影したものだが、比較的明るいところで撮影すると非常に良い感じに写る。
最後に、私自身まさに聖地とも思えたウィルコムプラザに初めて行ってみた。店自体は広くはないものの、雰囲気はとてもよく、同時に店員の対応も非常に良かったし、おそらく私が足を運んだことがあるキャリアショップの中では一番雰囲気が良かったように思える。
同時に、店員の対応の良さは機種変更に要する時間が短く感じるのも確かであり、店の外に出たくないような名残惜しさがあったほどである。