ニュースなアイドル:
大砲も撃てるアイドル、福島和可菜さん
ふくしま・わかな 函館市出身、函館工業高校卒業後、陸上自衛隊入隊。家族は両親と弟妹。所属事務所「オフィス エヌツー」(
http://www.n2-tokyo.co.jp/)
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イラク派遣や北朝鮮、竹島問題と日本もややキナ臭くなって、自衛隊の存在も大きくクローズアップされる機会が増えてきた。そんな自衛隊から「アイドル」が一人飛び出してきた。名前は福島和可菜さん(22)。なんと、第1次イラク派遣部隊の母体ともなった精強部隊の陸上自衛隊第2師団(北海道旭川)の野戦特科部隊(大砲部隊)隊員や師団長秘書もしていた異色の経歴の持ち主。軍事用語がポンポン飛び交うインタビューが毎日インタラクティブの自称軍事通(オタク)の記者との間で行われた。不定期企画「ニュースなアイドル」第1回目は元自衛隊アイドルに“突撃”してみた。
■■私、大砲撃ちました
毎日インタラクティブ(以下、MI):こんにちわ。
福島和可菜さん(以下、和):こんにちわ。
MI:和可菜さんは自衛隊ではどんな部隊に所属していたの?
和:2任期(陸自の場合、1任期は2年)で、教育隊、野戦特科部隊、司令部(師団長秘書)、そして、野戦特科部隊に戻り退職しました。
MI:野戦特科部隊といえば砲兵部隊ということですよね。大砲撃ちましたか?
和:はい、155ミリりゅう弾砲(注:陸上自衛隊の主力の大型火器)を。
MI:発射のヒモ(155ミリりゅう弾砲はヒモを引いて発射する)を引いたの?
和:はい、ドンと。すごい音でした。
MI:ハワイあたりでピストル撃ったことのあるアイドル(これもスゴイが)はいるかもしれないけど、大砲を撃ったアイドルはいないでしょう。
和:(笑い)
■■私、1カ月間、(ケーキを思って)山の中さまよいました
MI:自衛隊にいた時の一番苦しかった訓練は?
和:1カ月間、北海道の山の中を訓練した時です。数日間風呂にも入れない。
MI:ヘビ食べた?(レンジャーなどでは生きたヘビを食べる訓練もする)
和:ヘビは食べなかったけど、食べるものは冷たいものばかり。1週間に1度、炊事車や移動式風呂(いずれも地震災害などでおなじみの自衛隊装備)が来て、温かい食事や風呂で生き返る。
MI:訓練が終わったら何したいと思った?
和:終わったらケーキを食べたいと思っていましたね。
MI:ケーキ……。やはり女の子やねえ。



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