これだけフリーター人口が増加すれば、その生き方にはそれぞれの事情や、その人なりの考え方があり、世間も一概に「無職だからダメ」とは言えない状況だ。
とはいえ、やはり「肩書き:フリーター」は肩身が狭い。
そこで注目してもらいたいのが、同世代の女子による、「フリーターな彼」に対する意見。彼女たちにとって、同世代の男子は「将来の夫候補」であり、それだけに、かれらを見る目は厳しく、そして客観的だ。
女の子達の目に映る「フリーターな彼」のリアルな生き様とは?同世代男子フリーターの将来性、人間性について、率直な意見を聞きました。
同世代のフリーター男性は、みんなそれなりにいい人だが、正社員の私が仕事を教えても“すぐにいなくなる”。最近は面倒を見る気がしない。
(23歳・イベントコンサルティング)フリーターなのはいい。しかし、こっちは仕事帰りに電話をかけてるのに、その電話で起きるのはやめて〜!
(25歳・保母)彼はもともと負けず嫌い。軽い気持ちで始めたカフェの仕事にハマり、バイトの身ながら今では店の料理のほとんどを作る立場に。自分の店を持つという目標もできたようで、将来が楽しみ。
(28歳・アパレル販売)友人は“実家住まい”なので危機感がない。バイトもたまにする日雇いだけで、普段は図書館で本を読んだり、川べりを散歩したり。気分はすでに定年後?
(26歳・菓子店勤務)彼はなにごとにも全力投球。プロデビューを目指してバンドをやりつつ、バイトをいくつもかけもちしていたが、全部に全力投球しすぎて体を壊した・・・。
(24歳・コンパニオン)彼を両親に紹介したとき、職業を尋ねられるとしどろもどろになり、出てきた答えは「おもに交通整備を少々」。
(24歳・予備校事務)一歳下の弟がフリーターで、しょっちゅう寝坊しては仕事先に休みの電話を入れている。言い訳ばかりうまくなっていくその姿に不安がよぎる。
(19歳・大学生)バイトでお金を貯めてはバックパッカーになり、旅行エッセイをHPで公開している友達がいる。周りに迷惑をかけているわけじゃないし、本人が充実しているならそんな生き方もアリ!
(27歳・派遣社員)将来は「ニューヨークで絵描きになる」が口グセだが、そのための努力をなにひとつしていない。今のアンタじゃ一生シモキタの居酒屋バイトだよ。
(22歳・大学生)愛はあるけど、お金がなさすぎる〜!
(22歳・家事手伝い)サラリーマンの同級生を見るたびに「あいつも落ちたよな」とか「ああはなりたくない」と言う。そう思ってるのは向こうだよ・・・。
21歳・販売員)フリーター生活が長引くにつれ「いつかは結婚したいね」と言わなくなった。彼曰く「無責任なことは言えない」らしいが、責任をもつための努力をしてほしい。
(24歳・オペレーター)就職しない理由は「組織に属したくないから」。あんたがバイトで所属してるコンビニは、むちゃくちゃしっかりした組織なんですが・・・。
(27歳・営業)災害のニュースがあるたび、ボランティアに行こうとする彼。見ず知らずの他人より、そばにいる私の役に立て!
(24歳・会社員)優しいしいい人。が、いかんせんバイト先と自宅の往復人生のため、世界が狭すぎる。
(21歳・通信事務)俳優を目指している彼。ていのいいフリーターだ、と親に交際を反対されたが、彼は「25までにモノにならなかったらスッパリ諦めて就職しますので、娘さんと交際させてください」と挨拶に来てくれた。その姿に私も両親も惚れた。
(23歳・花屋勤務)
目標や生きがいを持たず、プラプラとフリーター生活に甘んじているフリーター彼には、かなりシビアな眼を向けている反面、しっかりと自分なりの目標を持ち、前向きに生きているフリーターには温かい「応援」的な意見も。
友だちとして、恋人として・・・。リアルタイムでフリーター男子と付き合い、その行動や言動を間近で見ている同世代女子だからこそ言える、辛口だが客観的な意見。これらの意見から総合して、あなたは女性からこんな風に見られているかもしれません。

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