徒然なるままにぱろでぃなどせんとす ネットなる大智のからくりに飼いならされてみずからの嗜好ばかりに貞順なる羊のむれの中にこれをよみほどく人はいかばかりなるか などと狂夫の書くほどに嗤え
ひとのあそびなり
狭し戸間にて起こりを待ちし間、無聊を慰めんとつれづれに書きとめ古めくふみをいたさんとするや一人ごちたるのおもしろさ
しものことをさもやんごとなき風にあらわさむこと珍にて知恵をばやたらにつかうにひとのあそびにてそうろうや
このよに見知らぬひとやおやこまでをころすひと、おほかればそのやうなひとのこころいかばかりに貧しからんや あるひは故あってころされたひとのそのひとに対することばいかばかりにあらんや このようなあそびもせぬひとなるかな おしはかれぬ おそろしや
方丈(厠)に記す 時には慌ただしく参じ、時にはゆたりとよみものなぞせむと、ただ一人の世の仕切 この方丈のうちでは我、王となりぬひとなる 思い立ちてはここにて書き物せんと思ふ まずは件(くだん)の如しなり。
現代語訳)時には慌ただしく、時にはゆったりと新聞なぞ読んだりするこのただ一人だけの部屋よ。この箱(方丈)の中では私は王となり奴隷でもある。思い立ってここで書き物をしようと思う。こんなことを考えてますよ。
行く水は時につまり流れ絶えて、しかも本の水にあらず よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ浮かび久しくとゞまるもくさし 世の中にある人とすみかと、またかくの如し
現代語訳)流れる水は時々詰まって、もとの綺麗な状態にはには戻らないなあ。淀んだ水に浮かぶそのものは、ぷかぷかと浮かんだり沈んだりしている。臭いなあ。世の中の人間達もこんなもんか。
水洗(みあら)いなる利器に、水を流せし合間に落とし参らせと思ふに、流れがやむまでと、堅しままいきませらふとせむに、痛みばかりにむべなるかな
ようやくと出でたる姿たくましく波間に連りの来ぬほどに水を流せよとと【*】のからくり
訳注)とと = TOTO
給料安き管理職に残業せよとは無理とぞ思ふ 暇盗人
黄金色のつりをな貰うべしと水の流れに沈めるに波間に消え行くを見るも楽しも
いつもならず出でもせず催すまでももどかしく溜め息ばかりいづるものかは
力抜き痛み申せぬ秋(とき)の心安きについぞ長きにすまほなどせし狭き戸間なり
ないきむべしとの教えに安らかに落としたまへとせんに固きままに落ちぬは悲しきかな
先頃暑中固くありてむずかしかりしに坐薬など入れてけふはありがたきかな 蘊蓄斎
宗古流茶の具を集めし館を訪れた時
宗古の文に織部の料理の様子なる云々
唐津の皿にて鯨し々みあへて有
し々みとはさしみなるかな。肉(しし)の身がもとなるか
A couple of ladies speaking loud 'bout only their own matters.
じょうものの和服の御内儀の亭主は華麗なる家族そのものと誇らしげに言い切る顔の歯は黒からず腹の色はいかばかりなりしや

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