神戸市図書館の中央・灘・兵庫の全3館で現在拙著「前田慶次郎異聞」が貸し出し中となってます。
2004年に発刊してから全国の多数の図書館に入れて頂き、ご愛読頂いており有り難うございます。
ただ、神戸だけはマイナーな拙著が、3館のうち、ほとんど常に少なくとも1館は貸し出し状態が続いてました。前田慶次郎に敏感な何かがあるのでしょうか?
最近の作は、織田信長の小姓、森蘭丸を描いた「
乱丸異聞」です。この掌編は本能寺の変の当日、森乱丸(蘭丸は後世の変え字)達がいかに戦ったかに焦点を当てています。戦の場面は臨場感を大切にしたつもりです。
また私が好きな人物に金津正直(かなつ・まさなお)という武士がいて、朝倉家の家臣でしたが、本能寺では明智軍に属しています。まさに光秀が信長に滅ぼされた朝倉家を哀れんで家臣を召し抱えていたからです。そして正直はこの後、細川ガラシャに仕えます。ガラシャは戦国の世に自分の意志を貫いて死んでいった女性です。彼女に正直は付き従います。
この二人を描かずにはおられますまい・・・「
りんと小吉の物語シリーズ」に近々登場する筈ですぞ、ふふ・・・
森乱丸異聞に戻りますが、実は本能寺は物語の始まりにすぎません。しかし、次話がダークな話なので、アダルトレートにしなくてはならず、どうしようかと迷ってます。

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