一応、物書きの端くれなので、情報収集は怠らない。私の情報収集は歴史的な興味から古文書と映像からである。
特に、NHK、ヒストリーチャンネルなどの歴史物の番組は結構、最新の情報から真実を解き明かすものが多く、手元に置いておきたい。
ここで問題になるのは、デジタル放送のコピー問題だ。
ハードディスクやDVDに記録するときにCPRMというコピー制限がかかる。私はCPRM付きDVD−Rに落として保存していたのだが、すでに数10枚となり管理することに限界を感じた。何よりも狭い我が家に1年に1回見るか分からないDVDを置いておくのは不効率だ。本ならばあきらめは付くのだが、デジタルデータという文明の利器を手にしておいて手をこまねいているのもばかばかしいことだ!・・・と自己正当化(技術者の言い訳)して、PCのハードディスクにすべて移すことにしたのだ。
試行錯誤・・・大きな声では言えないが、この世界の裏技術を駆使して腹の虫は収まる程度に成功した。
世の中に目的は(たぶん)違えど、同じ挑戦をやっている人は多いようだ。しかもかなりのコアな技術者が荷担していると見える。
手段となるプログラムはインターネットから手に入る。ただ、実行すると罪に問われるかもしれないとは、矛盾した話である。
CPRMコピー時のデータ損傷で再生できるが、CPRMデクリプターで処理できないコピーが少し残った。
それらは最後の手段にてHDDに収まった。
すなわち、CPRM付きDVDプレーヤーで再生してコンポジット信号を画像信号調整器を介してカノープスのビデオカプチャボードにてMPGに落とした。
また、そのDVDプレーヤでも再生が止まるものがあった。しかし運良くPCでは再生できた。この1枚に関しては「アマレココ」とAMVビデオコーデックという今まで知らなかったプログラムで、なんとデスクトップ画面丸取りで収まった。
著作権保護を遂行する者とそれをいなそうとする者・・・すごい世界をかいま見たものだ。

0