韓国映画「
天軍」をDVDで借りてきて見た。日本にも同様の映画があったが、比べて出来が良い。
南北の兵士が核兵器とともに1572年にタイムスリップしてしまう。そこで志を無くしたイ・スンシンと会う。20年後に文禄の役で秀吉の派遣した侵略軍と戦う孤高の将軍だ。
蛮族(弁髪を結っていたので女真か?)と一緒に戦ううちに現代からきた兵士達は来たるべく侵略と戦うべくその時代に残る。そこいらの心情の移りの描き方は物足りないが、韓国の人達には十分かも知れない。そこはやはり日本人には分からないところだろう。
たった12隻で40隻の日本軍を打ち破った鳴梁海戦(めいりょうかいせん:この映画ではもっと大げさな船数を掲げてた)に入るところで終わっているが、民族がその自立を守るために戦う姿は涙を誘う。それが現代の南北の統一を願う姿に投影されている。
「孤将」を途中まで読んだが、李舜臣の生涯というのは苦難の連続だった。王に疎まれ投獄されてもその忠誠は揺るぎなかった。一体何の為に?私は彼に「義を貫いた武士」の本質を見る。朝鮮は「義民」の国だ。百済の鬼室福信(きしつふくしん)も私の好きな武将だ。
さむらいは別に日本のお家芸ではない。世界史に鏤められた義に生き死んだ男達を私は忘れない。
最後に出てくる日本軍(藤堂高虎か?)達の格好、どうにかならんかね?リーゼントのような髪の小姓なんて、カワイクないな・・・少しは日本の歴史も学んでくれ〜!

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