泊瀬光延@ブログ

　韓国映画「ナチュラルシティ」をレンタルで見た。苦言を一言。

　これだけ投資をするなら、もっと使い道があったのではなかろうか？

　俳優陣は熱演していたが、すべて真似の域を出ていない演出・舞台・設定・特殊効果・脚本・・・創造力のかけらも評価出来ない。
　別に日本映画を棚に上げているわけではないが、映画を作る熱意があれば反面教師にしてもらいたい作品だ。

　次に挙げる作品を知っている人なら、私の言っていることが分かるはずだ。

「ブレード・ランナー」
「ブラジル」
「ターミネータ」
「ＡＩ」
「火の鳥　復活編」
「アイ・ロボット」
「マイノリティ・レポート」

まだ言わせる？

　韓国映画で面白かったのは「チューブ」、「親切なクムジャさん」、「マルチュク青春通り」まだある。

　私が見てしまったのがこの映画の不運かも知れない。不運な映画はまだまだこれから出てくるだろう。

少し前のことだが、朝日新聞の４面を見て正に「人類の恥部」を晒したものだと思った。
　獄死したミロシェビッチを英雄視する人々が増えているという。他にも民族闘争と宗教闘争の記事の数々。「民族」も「宗教」も殺し合う理由となっていることは明らかだ。自分が属す集団さえよりという子供と全く同一の「かんがえ」。

　子供の「かんがえ」が大人に対しては「意識」と呼ばれる。哲学定義の不十分。

　ソロバキアの哲学者の論文がやはり朝日新聞の土曜版に載っていた。キリスト教の「無神教」の一面を述べていた。だが、規制権力・概念の上に何を述べても反対の立場にあれば聞く耳を持たない。
　「馬鹿の壁」だ。養老氏のこの発見は哲学史に残すべきではないのか？今まで「無知」と概念されてきたものだ。

　はっきり認識すべきだ。「民族」と「宗教」は人類の恥部になり果てつつある。
　最後の障壁なのだ。

　ジョン・レノンの「イマジン」を歌おう。