だーーーー!もう、5月!?
GWは半分倒れてて、今必死で巻き返しをしている。
一応、恒例の身体検査も休み前にした。結果はいつも通り一段落してから聞きに行く…
別に大病はないようだけど(今のところね)、なんとなく常にどこか調子悪いという、最低パターンだ。
覚え書きザックリ映画感想(溜まっちゃったなぁ(汗)) ややネタバレご注意:
・オーメン(2006) 全体に配役ミス(´д`)。D.ワーナーの役をD.シューリスにしたセンスは買い。本家版のコメントで「ペックがいえば、俺も悪魔を信じる(笑)」と、制作者が言っていたのを
改めて思い出し共感した。唯一得した気がしたのは、元祖ダミアン坊やだったハーヴェイ君を発見できた事かな
(クレジットで「タブロイドの記者」とあり。年のわりに老け顔だったけど、面影はバッチリ(笑))。
そう、最大のダメージはダミアンがやんちゃしない、クスリとも笑わない…と、いうか子供らしさをなくしちゃった点。
「悪魔っ子です!」って、最初からにらみ効かせちゃってて、家族間の葛藤につながらない=ドラマ性の薄さになってしまっていたんだと思うな…
それでも、脚本はほとんどいじってないので、未見の人なら面白いのかな?
サブリミナル的な悪夢や幻覚のカットは、良く言えばスタイリッシュで当世風、
悪く言えば「もう飽きたよ、そーいう無機質な煽り方」…てな感じ。
悪魔つう普遍的な存在だからこそ、古臭くならないように作ったのが、逆にドン臭くなっちゃったのかもしれない。
それなら『オーメン』なんか焼き直さないで、オリジナルのオカルトを作ればいいのに…っと言ってみる。
どっかの国の黒澤ブームみたいっつかね(苦笑)。
・カフカの「城」 悪名高き『ファニーゲーム』のハネケ監督故に、愛読書の映画化に興味深々でレンタル。なぁーによ!すげーいいじゃん。原作の持つ喜劇的要素と本当の『不条理感』が見事に再現されていたと思う。
カフカものでは、オーソン・ウェルズの『審判』の次くらいに、個人的には高得点。
・ポルターガイスト 久々スピルバーグの「腰抜けパパもの」が観たくなっての借り。本来フーパーものの括りだけどね…。『E.Tとテキサス・チェインソーの遭遇』(笑)。脚本(台詞)はやはり秀逸。
・ディセント うわさの…。シャマランの『サイン』に近い感触。いや、『サイン』然り、私はシャマラン監督(のセンス)は基本的に大好きなんだ。幽霊は血流してダラ〜ン、宇宙人は迷わずBEM(Bug Eyed Monster)!正しいエンタメ魂。
…逸れたけど、結構良かったと思う。人物が分り辛いとの前評判だったけど、ちゃんとしてたよ。ただ『マグダレンの祈り』の子(名前失念)が、
ルックスからくるプロトタイプな役をやっててちょっと気の毒だった、つか今後いい役当る事を切に祈る(-_-)。
いい顔してるし、大味だけど女版「ニコラス・ケージ」に化けそうな気がするのよ。
・コントラクト あちゃ〜(>_<)、久々はずれ感に撃沈。ジャケ借りの最悪例((最近、ソウまたはキューブ・ライクなジャケ多いのよねぇ)。話は引退間際の老俳優版『ファウスト』。フラッシュバック的回想、および幻覚表現は前述のオーメン然り、近年のハリウッドの影響の悪食(?)でゲッソリ…。
・ハサミ男 本がまずまずだったので、興味本位から借り…で、ほほぅ。でも、最後の方はちょっとダレたけど。
主人公の麻生なに子ちゃん(失念)は、黒沢監督の『回路』で知る。が、映画(回路)は「はぁ…」だったけど、上手いとまでは言い難いが、「今っぽい子」感がすごく出てて好感触な女優さんだと思ってなにげに要チェック中。強いて言うならインディな広末涼子(字合ってる?)てな感じか。
総括すると、緩急のバランスがなーんか悪い感じだったのが惜しい。
・ソウ4 もう惰性で…(;^_^A。2までかな、やっぱ。あの2の強面刑事と『シックス・センス』のしょっぱな、不法侵入のヴィンセント君が同一人物っつうのが、未だ信じられーーーーーん(笑)!にゅーきっず・おん・ざ・ぶろっく!!
・最終絶叫計画4 結構好きなんだこの手(;^_^A(お下劣感が減ったのは幸い)。原題はSCARY MOVIE(恐怖映画)、そう恐怖って笑いと紙一重と思っているので、このシリーズのコンセプト自体好きなんだ。おまけにパロディものも好きなので、ちと痛くてもつい観てしまう(汗)。
が、DVD特典の製作話を聞いてると、スタッフのセンスがいいのが分かる(中身の善し悪しは置いといて(笑))。
ただ、「笑い」のツボは「恐怖」のそれより国籍を問うから
いくら好きでも、この手は人に薦められないかな〜?メル・ブルックス映画が日本では今一つパッとしないのと同じ…
いや!、これはもっと評価して欲しいなぁ>ブルックス映画 製作者としては超一流とは認められてると信じているけど…(泣)
・セックスと嘘とビデオテープ テレビ鑑賞&DVD保存。う〜、やっぱ名作。オープニングでもう「わぁ、すげー!!」とショック受けたのはもう、十ん年前かぁ…と、感慨深く再見。宮崎某事件前後だったかと記憶。
テーマが普遍的つか言い換えれば青臭いので、嫌いな人は嫌悪感で席を立つと思う造りだ。その辺はデビュー当時からだったんだね、ソダーバーグ監督作品って。
余談だが個人的な思い入れを言うと、初見が世代的にタイムリーだった所為もあり、凄く衝撃、影響を受けた1本。
ビデオテープこそ媒体的には古さを感じるかも知れないが、
ツールを介してしか実存を得られないJ.スペイダーの役どころは、今の人には「ありふれた奴」に映るかもしれない…
そういう先見のセンスを含め、ハリウッドの大家になった今でも、どこか映画青年的青臭さの残るソダーバーグ作品を、私は嫌いになれない。
ただ、観ていてちょい淋しいな…と思ったのは、最近パッとしないスペイダー君の若かりし姿だ(FOXチャンネル系俳優になっちゃって、個人的にはガックリ(;_;))。ここでは最高にいい(?)お芝居をしている。
当時、このビデオ男(役)を「無気味」と思う諸子を、私は不思議に感じていたのを覚えている。
その後「接触不全」な人たちは、確実に増殖し続けている…
さてさて、行くのとやらないと…が、重なっているので、またもブログ辺りでお茶を濁し、まともな更新もせず恐縮ですが、この辺で失敬しますm(__)m。

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