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特注品や手作り品も多く、今となっては、入手困難なものが多い。中古品のヤフオクへの出品も減っており、落札価格が高騰している。
このような事態は、マニアならみんな想定済みで、私もかなりのスペアを持っているが、入手や修理が困難なだけにもっとストックを増やしておきたい。

私のオーディオ歴は、50年以上になるが、ホーンスピーカーとともに歩んできたと言える。なかでも、ＹＬ音響というとうの昔になくなってしまった手作りに近いホーンスピーカー専門の日本メーカーのものが、いまだに愛用されている。
ＹＬ音響の「中低域用」に勝るものは、世界広しといえども存在しない。それを入手するのはどうすればいいのか。当然ながら中古しかない。そこで、マニアが利用するのは「ヤフオク」で、私もそのひとりである。

このＹＬ音響の「中低域用ホーンスピーカー」が突然、大量に出てきた。驚きである。これには、中古品販売業者が絡んでいるのは、出品に「Ｓｔｏｒｅ」のマークがついているので一見してわかる。これは、マニアにとって、とても嬉しいことである。

このようなインターネット上のリサイクルショップが12/20に株式を上場する。会社名は、「リネットジャパングループ 株式会社」である。

これを開始したので、超多忙となった。機器としては、下記のものを導入し、手持ちの約3000タイトル以上の録画の整理を開始したのである。これが完成すれば、５台のハードディスクに入れた約3000タイトルの録画が、3台のブルーレイディスクレコーダーのどれにつないでも見れることになる。

Panasonic(パナソニック) HDD搭載 ブルーレイディスクレコーダー
『ブルーレイディーガ DIGA』 DMR-BRZ2000 を３台　

SeeQVault対応のUSBハードディスク
『アイ･オー･データ機器』AVHD-AUSQ3.0を５台

「SeeQVault」の説明
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機器およびメディアが「SeeQVault」に対応していると、居間のTV から外付けHDD に録画した放送録画コンテンツを他の部屋のTV でも再生できます。同様に、別のスマートフォンでSD カードに保存していた放送録画コンテンツも、新しいスマートフォンでも再生できます。なお「SeeQVault」はDTLA※1および、Dpa※2から記録メディアとして2013 年8 月に認可されたことで、「SeeQVault」に対応する様々な機器でHigh Definition（以下、HD）画質のまま、放送録画コンテンツを楽しむことができます。

http://us.seeqvault.com/docs/20140925NSMPressRelease.pdf



http://jp.seeqvault.com/jp-about.html

「公開」というと大げさですが、私の第２音楽室に、友人や知人の招待を開始しました。今、さらに映像資料を整理しつつあり、映画・ドキュメンタリー・教養などの映像鑑賞室も設ける予定です。そして、運動も必要なので、数種類のトレーニングマシンを備えることも考えています。でも、そんな「夢空間」が完成するまでに、私があの世行きになるかも。まあ、それはそれで結構。「夢空間」は、永遠に夢として残ったままでもいいでしょう（笑）。

　■ 音楽鑑賞に興味のある方へ ■

私は、手持ちの音楽ソフトを人生の残り時間で最大限に楽しみたいと考え、近くのマンションに自宅とほぼ同じ装置を置く私だけの音楽室を設けました。ご一緒に音楽鑑賞のひとときを過ごすのは、いかがでしょうか。
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１.ステレオ装置は、私が自作した４ウエイのマルチアンプ駆動式のホーンスピーカー
　システムです。映像は、60インチの４Ｋテレビを使っており、視聴距離は、1.5〜
　2.5ｍです。

２.市販の最高級オーディオシステム(ステレオ装置)でも出せない真迫性のある音で、
　音楽や映像が楽しめると思います。

３.音楽のジャンルは、クラシック、オペラ、ポップス、フォーク、ロック、ジャズ、
　歌謡曲、唱歌など広範囲です。

４.鑑賞いただける曲は、ＣＤで約3,000枚分、ＤＶＤで約1,000枚分あります。それら
　をパソコンやレコーダーのＨＤＤ（ハードディスク）に取り込んだものでお聞きい
　ただくことになります。

５.気に入った曲は、私の手持ちのＣＤがあればそのオリジナルを、なければＨＤＤの
　データをＣＤ-Ｒにコピーして、無料で差し上げることが可能です。
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　第２音楽室は、かなり完成に近づいた。システムの部分品はもう生産されていないものがほとんどなので、長年ヤフオクで買い集めたものを使い、足りないものは買い足した。ただひとつ新品を買ったのは、超低域用のスーパーウーハーで、これはヤマハのものを左右ペアで買った。果たしてホーンシテスムの音とうまくつながるかどうか、20HZという最低域の音が出るのかどうか、今、大実験をしてみているところである。

　部屋の方は、マンションの鉄筋コンクリートの四角な箱という最悪に近いものである。ただ容積は、洋室14畳に隣接の和室6畳を入れ、一部オープンとなっているキッチンなどを加えれば、音響的にはさらに広がる。部屋は、壁など平行面が多く残響が1秒を超えていたが、カーペット、カーテン、吸音材を入れて、残響を0.5秒以下にすることができた。

　このような努力の結果、「音楽が楽しく聞ける」状態には持ち込めた。この段階で、700万円以上の投資が無駄ではなかったことがわかったのである。今は、手持ちの音楽ソースを聞きまくって、楽しみながら、さらに音楽室としてのグレードを上げることである。音楽ソースは、ＣＤなどの音のみのソースが1万曲以上、映像つきのソースが1千曲以上ある。これらのソースを新しい装置の定位が定まった澄み切った音で鑑賞しながら、オーディオの夢をさらに膨らませるというオーディオ三昧の日々に入った．．．（嬉）。

　こんな状態で株などやっておれないと言いたいが、実は、音楽鑑賞をしながら株取引ができるようにしてあるのもこの室の特徴である。しかし、株取引はそれほど甘くはないので、オーディオ三昧＋株三昧は無理だろう（笑）。

　この基本構成である「中高域用のホーンスピーカー＋低域用の大口径のコーンスピーカー」には、２つの大きな欠点がある。そのひとつは、両者をつなぐために特別の回路が必要になり、それが音質劣化を招くということである。この「ハーマンインターナショナル Project EVEREST DD67000」がこの問題をどうクリヤーしているか？　説明書には、下記のように記されてある。
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高性能ユニット群を活かし、最高峰スピーカーへと昇華させるための高度なシステム設計
　＜クロスオーバー・ネットワーク＞ワイドレンジ・ローディストーションの設計理念に基づき、2ウェイ＋スーパーツィーターの形式を採った3ウェイ・ネットワーク。厳選された高品質パーツを採用し、歪みの発生を徹底的に抑えた低損失高精度ネットワークです。15インチダブルウーファーとHFドライバーとの最適な帯域分割を果たすため、1機のウーファーを800Hz前後のHFクロスオーバー周波数まで用い、もう1機のウーファーを150Hz以下でのみ動作させるスタガーチューニング設計を採用。HFドライバーのクロスオーバーを800Hz前後に設定。UHFドライバーを20kHzから動作させ自然な高域拡張を実現。強力なエネルギー伝送路となる二つのLF回路はエンクロージャー底面へ、デリケートなHFおよびUHF回路はキャビネット背面へ分離独立配置。電気的、磁気的相互干渉を最小化。主要コンデンサーにアルミニューム・メタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンデンサーを採用。過度特性を改善し、レスポンスを最適化しています。2つのコンデンサー間にバイアスを加え、クラスA動作を行う事で素子の直線性を改善し歪を低減するJBL独自のチャージカップル・リニアディフィニション・ネットワーク回路を採用。New EVERESTでは、入力信号の一部を整流しバイアスとして供給することでバイアス用バッテリーを不要としたセルフバイアス方式を新採用。主要なコイルに低損失空芯コイルを採用することでピーク入力に対する磁気飽和を追放。HFドライバー用回路のコイルにスペーサーを履かせたフローティングマウント方式を新採用。476Beドライバーの高い分解能と豊かな情報量を最大限に引き出しています。
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　この説明に、このスピーカーの設計思想や問題点が凝縮されており興味深いところだ。この説明にある大いなる努力は、まさにこの問題の重大さとその解決の困難さを示すものである。そのことを濃密に説明をすればするほど、このような回路はなくしたいとの思いが募る。そのためには、私がやっているような中高域用のホーンスピーカーと低域用の大口径のコーンスピーカーは、別々のアンプで駆動するマルチチャンネル・アンプ（バイアンプ）方式をとるべきであろう。このスピーカーには、そのための端子は、用意されているようである。

　２つ目の欠点は、ホーンの音声増強作用により軽くできた中高域用の振動板の軽快な音と強大な低域の音声を送り出さねばならない低域用の重い振動板の鈍重な音がつながりにくいことである。
　日本でのオーディオは、60年ほど前、このような２スピーカーシステムの技術を取り入れた。そして、ホーンスピーカーの音の良さは、軽量の振動板にあることに気づいて、その改良に取り組むとともに、巨大なホーンを作り使用限界周波数を100HZ以下にまで下げたのである。その結果は、世界に類例を見ないレスポンスの良い透明な音を引き出すことに成功した。しかしオーディオが衰退してしまった今、それを引き継ぐ市販機や特注機は、存在しない。残念なことだと思う。
　今、残っている当時の部品をヤフオクで拾い集めているのが、私である。

7/18(金)のＷＢＳで紹介されていた。メーカーは、今回、日本に店舗展開を開始した「ハーマンインターナショナル」だそうで、スピーカー2本のペアで600万円らしい。どこかで見たことのある形だと思って調べたら、かなり以前に販売されていた「ＪＢＬ」の最高級モデル「エベレスト」の改良型のようである。

　　ハーマンインターナショナル Project EVEREST DD67000

このスピーカーの基本構成は、中高域用のホーンスピーカーに低域用の大口径のコーンスピーカーを組み合わせるやりかたである。この構成が、手には入る技術での最善形に帰結してから、もう60年以上も変わっていない。現在の著名な録音スタジオのメイン・モニタースピーカーも、多くのものがこの構成を取っている。電流を音声に変換する技術に革新的な技術改革が起きていないということで、デジタル技術の進歩などと比べれば残念なところである。

４Ｋ対応液晶テレビを入れて、全体の配置などを見直し、これで第２音楽室のオーディオ・ビジュアル装置は、ほぼ完成に近づいた。これで余ったフルＨＤディスプレイは、サブチャンネル放送の映像の表示、パソコンの画像の表示などに使えるので、左右や下に置いてある。

この状態で、さらに視聴を続けているが、音の調整はかなり進み、数百万円もする超高級装置を含め市販されているどんなシステムでも聞けない「透明感があり定位の明確な音」が出ている。これで、我が家の装置の双子の弟の誕生となった。とにかく、手持ちの音源ソースを聞きなおすのが楽しくて仕方がないといった状態である。

　第２音楽室のモニター用４Ｋ対応液晶テレビとして、パナソニック VIERA TH-50AX800F[50インチ]を選択した。この大きさで、通常使用している22〜25型フルＨＤディスプレイの4台分の画面の大きさになる。このため、今まで使っていたＨＤディスプレイが余ってその辺にころがっている。　

　購入は、ネット通販を利用し、最安値近辺でちゃんとした店舗を持つところを選んだ。万一の故障は、家から10分程度のメーカーサービスステーションへの持込みで、私のＣＲ-Ｚにひとりで積めることも考慮してある。しかし、約30kgだから重いことは重い。説明書には、設置は必ず2人でするようにと書いてある。

　しかし10数年前に、初めて34型の普通の液晶テレビを買ったときは、32万円だった。これはまだ健在である。今なら3万円程度で手にはいるだろう。

　パナソニックのSH-D1000には、チャンネル・デバイダーの設定が３通り保存できるようになっており、これが演奏中でも切り替えて使える。現在の設定の1〜3は、下図のとおり。

　私の考えは、チャンネル分割をする場合、オーバーラップ部分を十分にとるということ、その先は急峻に切るということである。それと、スピーカーの超低域は、メーカー製であろうと自作であろうと10db以上の減衰特性となっているので、これをグラフィックイコライザーで補正してやるということである。

　これが、私のオーディオ装置の基幹部分で、ＢＳ放送やＣＤの音源であるデジタル信号をそのままの形で周波数分割し、周波数毎に用意された専用のスピーカーに送る。これに使う機器は、10年以上前に製造中止になったパナソニックのSH-D1000というパソコンと組んでサウンドプログラミングが可能なオーディオプログラマーである。

　世界広しと言えども、パソコンで操作するオーディオ装置は他に存在しない。この斬新な機器もオーディオ・ブームの衰退によって、たった一代で消えてしまった。私は、これを４チャンネルステレオのチャンネルデバイダ＋グラフィックイコライザとして2台使っている。故障したら困るので、予備機を3台を確保してある。

　このところ、この調整に取り掛かっている。

◇スピーカー
　区分　　周波数帯域(Hz)　使用ユニット
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　ロー　　　　　　〜250　　 　YAMAHA 25cmスーパーウーハー(テスト使用)
　ミッドロー　　　180〜750　YL D-55000+YL MB-90ﾎｰﾝ
　ミッドハイ　　　750〜　　 　JBL 2420＋FOSTEX H325ﾎｰﾝ
　ハイ　　　　　　4000〜　　　TECHNIX 5HH17
　スーパーハイ　6000〜　　ONKYO TW-7Smk2

　オーディオ・マニアは、装置の調整に周波数測定器を使う。しかし最終調整は、聞きなれた音楽ソースで行う必要がある。私の場合、音楽を聴くためのシステムだから、むしろ、音楽ソースが主である。

　最近は、ＢＳ放送の録画を使うことが多いが、よいものが手に入る。そのひとつは、下記である。この曲は、合唱曲として混声四部で歌われることが多いが、タイトルどおりのオーケストラつきで演奏されたものの録画は、案外少ない。
　音声テストに使用すると、コーラスの各パートとそのハーモニーが明快に聞こえるかどうかのテストにいいが、オケのチューバの低音の刻みが聞こえるかとかハープの一瞬のきらめきが聞こえるかなどチェックポイントも多い。



ＮＨＫ ＢＳ　クラシック倶楽部　美しい日本を歌う〜日本の合唱曲〜
放送日時： 2014年3月26日（水） 午前6:00〜午前6:55（55分）
番組HP： http://www.nhk.or.jp/classic/club/

番組内容　美しい日本を歌う▽【曲目】春に」「筑後川」「土の歌」▽出演】東京混声合唱団／斎木ユリ（ピアノ）／山下一史（指揮）／東京フィルハーモニー交響楽団
▽「春に」（作詞：谷川俊太郎、作曲：木下牧子）、混声合唱組曲「筑後川」（作詞：丸山豊、作曲：團伊玖磨）、混声合唱とオーケストラのためのカンタータ「土の歌」（作詞：大木惇夫、作曲：佐藤眞）　▽【収録】２０１４年３月３日／ＮＨＫスタジオ

　鉄筋コンクリートのリスニングルームにおける最大の問題は、吸音対策に尽きる。特に大きな問題は、天井面と床面、スピーカーサイドとリスニングサイド、左右の側面の3つ平行面の処理である。何しろ、秒速340ｍで音が出て飛び交い相互作用をし合うのだから、音が出た数分の1秒後には、原音と違う音になって耳に到達するのだ。

　これは、やはり徹底的な吸音対策しかない。やっかいなのは中低域の扱いである。専用に開発された中低域用吸音材は高価なので、私は、安価なカーペット、ラグの類を多く使ってみた。床には、タイルカーペットを貼り、リスニングサイドには、ラグをカーテンのように吊るした。この状態で視聴を繰り返し、効果を確認しながら、装置と部屋を最適状態に持っていこうとしている訳である。
　年齢のこともあり一人でカーテンレールを付けるだけでも足元があぶなつかしいのだが、ステップ・バイ・ステップで少しずつ進めている。今のところ、改善は大きく進んでいる。

　昨日5/17、配線を完了し、音出しをした。ユニットなどは、もう10年以上も前から集め、保管していたものや、ヤフオクで買ってそのままのものも多いので、とにかく音が出てくれればホッとする。
　ブルーレイ・レコーダーの光出力から出たデジタル音声信号が、いくつものユニットを経由し、最後の4ウエイのスピーカーに至るのだが、特に複雑なことはない。しかし、今回も、右チャンネルの高域スピーカーと超高域スピーカーの結線を間違えていた。超高域スピーカーに定格外の低域信号が入るので、危うく壊すところだった。
　しかし、各スピーカーには、しっかりと保護用コンデンサーを入れてあるので壊すことはない。さらにゾッとしたのは、配線を修正する際に切ったはずの電源が入ったままだったことである。電源ランプが小さく、再チェックでも見落としていた。この失敗による大きなショック音でも、スピーカーは無事だった。保護用コンデンサーは、低域になると容量が大きいので高価である。しかし、数10万円のスピーカーを保護するのに、数万円の保護回路は、高くはなかった訳である。

保護用コンデンサー（使用最低域の１オクターブ下の周波数で3デシベル落ちで設定）





　さて、肝心の音である。これは、今後、時間をかけて追い込んでいかないといけない。仮調整で聞いた限りでは、このままでは駄目で、前途遼遠ということになりそうな気配である。