これは、東証では不可能な信用取引が大証では可能という過去に例のないケースだ。また、POの投資環境も、日本ケミコンが価格決定後に売禁、コロワイドが価格決定前に売禁と、大荒れの様相。
人気薄で公募株が余っていると思われる池田泉州も、今後どう展開するかは、予想が不可能な状況だ。その中で、この池田泉州でディスカウント分の鞘取りができるかどうか、一部の投資家は、いろいろ考えて実行に移しつつあるのではないだろうか。その証拠に、大証での出来高が急増している。そして、それが逆日歩の高騰を起こしている。
当然、私も、参加してはみたい。
その方法として、価格決定日前に大証で信用売り、大証で現物買いのクロス、価格決定日に東証で引け成りの現物売り..でいく決心をしていたら、SBIでは、大証の信用取引は受け付けてくれないではないか。ガ〜ン!
これは、他のネット証券を使えば、なんとかなるが、問題は、高額になる可能性のある逆日歩だ。前回、ざっと見てみたが、もう少し詳しく見てみることにした。
私が参加してみようと考えたのは、2/25、出来高つまり貸株が増えているのに逆日歩が0.05円に減っていたことも影響している。この理由はわからないが、数日前にも0.05円という日があったので、私の勝手な解釈では、大証金が貸し株の補充に力を入れているのではないかと想像している。公募会社は、仕手的な動きは歓迎しないので、貸株の供給には協力するだろうし、銀行だからそれが可能な大株主も多いのではないだろうか。
その考えが正しいとは限らないし、今後の投資家の動きは予想しにくいので、逆日歩がネックであることに変わりはない。こんな場合は、過去の平均値を参考にするぐらいしか方法を思いつかない。表にしてある6日間の逆日歩の平均値は、0.42円。これは、株価が200円としてその0.21%、受渡日まで8日間ついたとして1.67%、売却手数料を引いた鞘が2.5%あるとすれば、利益は、0.83%残る。
さてさて、どうしたものか? まだ考える時間はある...楽しきかな(笑)