写真ないです。
郷緑温泉から湯原インターに戻り、その前を通り過ぎて、勝山方面にしばらく行くと、谷間の道路の山手の崖にへばりゆくように、現れる温泉の看板。これが真賀温泉。
混浴の幕湯が250円。男女別一般の湯が150円。地元に愛される共同湯。
このお湯がまた……最高にいいんだ。
39.5℃の源泉。アルカリ単純泉だけど、さっきの郷緑温泉とも少し成分が違うみたい。温めのお湯なんだけど、あっという間に体が温まってくる。一言で言うと、「来る!」お湯だ。がつんと……じゃないのに、しっかりじわじわ。パワーのあるお湯。ぬるぬるスベスベ。アルカリ単純泉。
一回目の訪問の時には、どうせならと思って幕湯のチケットを買って入ろうと思ったんだけど、幕湯は満員。キャーキャー盛り上がる男女の声が響いていて、とても入泉する雰囲気ではなかったので、普通湯に。
二回目……どうしようかなぁ……と思ったけれど、やっぱり勇気がなくて今度は普通湯のチケットを購入。
ここも岩盤の上に湯船が作ってある。そしてその割れ目から、ぬわーっとパワフル源泉がわき上がってくるのがわかる。いちばん太い湧出口に、太い竹筒がさしてあって、湯面からちょっとだけその先が顔を出しています。そしてその先からこれまた強烈に美しい源泉が絶えることなくわき出ています。郷緑温泉と同様、時折、ぷくっ……つつつつっ。が例によって楽しめます。岩盤の割れ目は深いところで1mを越すので、立って入浴しなければならないところもあります。岩から岩へ、尻の置き所を求めて動きながら、いろんな姿勢で楽しむ真賀温泉のお湯。口に含んでみると、これも無味無臭ながら、清冽な味わい。純度の高いミネラルウォーターのようななまっていないお湯。
湯原温泉本体ではなく、これらその周辺にある小さな温泉場をこの夏はいくつか攻めたんだけど、いや、これはすごかった。岡山の温泉すごいぞ。