
ガマズミの花は美しい。新緑の、最も新緑らしい、一年間で最も太陽の光が優しくて輝いている季節に咲く花だからだろうか。

清楚でありながら光を浴びて、華やかに咲く集合花。一つ一つに伸びた雄しべ。

受粉昆虫を大量に動員し、野バラと並んで素敵なお祭りを演出する。にっくきコガネムシだが、ガマズミの受粉のためならゆるそう。花粉にまみれて頑張ってるし。

しかし。
しかしなんだ。
受粉しないんだ。
今年も不稔だよう。
「
ガマズミのお見合い」(2011年5月8日エントリー)で登場した、お見合い相手のフウリンガマズミは、時前で勝手に自家受粉してしまい、結実を見事果たしました。振られました。ガマズミちゃん。咲く時期があんなにずれたらだめだよね。……というわけで、ガマズミの花が終わって、花茎がまだ、受粉の可能性を残して残っているとき、ついに、受粉ように、小さなガマズミの苗を買い求めました。すごいことに、そんなに小さい株なのに、いっちょ前に花が咲いています。ちぇ。こんな時にデカガマズミのほうには、花がない。
というぎくしゃくしたままですが、来年にかけたいと思います。
それにしても美しい花だ。