奥津温泉郷の外れにある、崖下に降りていく秘湯。般若寺温泉。暑い日だったせいもあって、42℃ぐらいの無加温無加水掛け流しのアルカリ単純泉はがつんがつん体にしみこんで、汗だくになって長く入っていられないほどでした。

内湯。というか、巌にくっつけて立てられた湯小屋。岩から滾々とわき出る源泉。新鮮なうつくしいお湯。
カジカガエルがお迎え。

カジカガエルって、こんなに大きくて、平べったくて……ちょっとグロテスクなんだ。初めて見た。というか、あとで調べてカジカガエルと推断。見たことのない種類のカエル。いい声で鳴いてくれたら断定できたかも。
露天風呂は、深い渓谷になっている吉井川の奔流に接する抜群のロケーション。

十津川の上湯温泉の河原の露天風呂に匹敵するなぁ。……いかんせん。暑い。猛暑のつづく名ばかりの初秋にはきつい日向の露天風呂。どんどん体がぬくもる泉質もあって……湯疲れが進む。秋の深まるこれからなら、渓谷を染める紅葉を見ながら……。これはなかなかいい湯浴みになりそうだ。