果実酒は、その代表が梅酒であるせいで、広口瓶やら氷砂糖やらホワイトリカーやら、諸々の「お道具」類が、普通のスーパーの季節ものに登場する初夏以外はマイナーです。今日もホワイトリカーを求めて少し渉猟する羽目になりました。
サルナシを収穫したんです。
去年は二粒しか実らなかったけど、今年は豊作……だったはずなのですが、ちょっと時機を逸したみたいで、ついたまま熟れきって崩れてしまっているものもあって、難しいなぁと思いました。それでも20個ぐらいは収穫できました。ざるいっぱい、食べきれないぐらい収穫があって、飽きるほど食べたけど、万やむなく果実酒に漬け込むオプションを発動する算段だったのですが、一つ二つを味見して残りを果実酒に漬けました。

……豊作ならず。飽きるほど食するのも来年にお預け。どんなお酒になるのか楽しみに待ちたいと思います。しかし、サルナシの実に対して、ホワイトリカーが多い。薄いだろうなぁ……。
でもそれ以上に、すんごくちょビッとの収穫を無理矢理漬け込んだのが……ガマズミでございます。

一個の直径がわずか8mmから9mmの真っ赤な楕円の実。今年も花だけ咲いて不稔だった大きくなったガマズミに、お輿入れしてきたのが風鈴ガマズミ。来年、花粉の交換ができたらいいなぁ……と言うもくろみです。此方は、花のあとにちゃんと下垂する実がなっている株で、その時点では20粒ぐらいの実が確認できました。
草ぼうぼうの8月九月を経て、収穫したのが5粒ぐらい……小さい広口瓶にいれて……たっぷり角砂糖、そしてホワイトリカー。
舐めたら終わり……ぐらいのちょこっただけの赤いお酒を造れるかな。これもまたリカーに対して実が少ない。
そんなことをしながら久しぶりのお休みの一日は終わりました。