久々です。
夏の庭のレポート以来……。
いったい何をやっているんでしょうか。
去年は、不測の事態で、晩夏から初秋をベッドの上で過ごしたのですが、今年は普通に仕事に追いまくられているうちに、秋も深まり、リコリス(彼岸花)の季節になっちゃいました。
今回は、そのリコリス特集。私の大好きなヒガンバナ科の花々をご紹介します。
まずは白花ヒガンバナ。開花時期としては、これが一番早かったです。

パーゴラ内の植栽。ノウゼンカズラの根元に植え付けられてもう三年。子株が増えて、三輪ほど開花しました。

純白というより、黄みがかった、上品なクリーム色。少し暗がりになった植え込みがぱっと明るくなります。
一方こちら。

これも、白花ヒガンバナ。たぶん同じ種類の球根だったと思います。でもだいぶ色合いが違いますね。花弁の感じもちがうふうに見えます。こちらは、ピーカン照りの南西花壇の一角。光の加減でしょうか、印象が違います。

……ここまでの写真は、このほど導入しました、コンパクトカメラ、
リコーの、GR Deigital IIIというカメラで撮ったものです。28mmの単焦点レンズが特徴のこのカメラ。明るくて描写力が優れた評判の高いカメラです。
そしてここから先は、NikonのD80に、AF-S Micro NIKKOR 60mmというレンズをつけたもので撮りました。中望遠のマクロレンズです。……やっぱりとてもきれい。びっくりするほど近くまで寄れる。



ここまでの三枚は、さっきGRDIIIで撮ったのと同じ、パーゴラ内植栽の白花……。こんなに小さくすると、あんまり変わらないね。GRDがきれいだからか、ワシがマクロレンズを使いこなせていないからか。
以上白花。白花ヒガンバナの最初に開花した花が終わってしぼんでくる頃を見計らったかのように、赤花ヒガンバナ。いわゆる、彼岸花が、予告もなく、花茎をにゅっと立ち上げて、あっという間に開花します。お彼岸に狙い澄ましての見事な開花です。

これは、パーゴラを出てすぐの南東植栽に、家を建てた直後に一番最初に植えた赤花ヒガンバナ。群生というにはほど遠いけれど、5〜6本の花茎があがるようになった。

毒々しいバーミリオンカラー。中島みゆきの「あぶな坂」に咲いているのもこの花に違いない、と勝手にイメージ化しています。
明るい秋のお彼岸の日差しに映える、映える曼珠沙華。

白花と添えて植えてあるのは、南西花壇。去年私が遭難した、我が家の裏鬼門。地獄の火炎をともした神秘的な花のえもいわれぬ雰囲気。その構造のおもしろさ。


去年は退院してようやく家に戻ってきたとき、出迎えてくれたのが、この花だったから、とても印象深い。夏に家を出て、秋に家に戻った不思議な感じをよく演出してくれました。この花。
さて、最後は、黄色ヒガンバナ……もとい、ショウキスイセン(鐘馗水仙)、別名、ショウキラン(鐘馗蘭)。玄宗黄帝の病を退治した魔除けの神様の名前がどうしてこの花についたんだろう?ネットで拾った情報では、鐘馗様のお髭の感じが、花弁に似ているとか。

似てるか似てないかはともかく、圧倒的に存在感のある発色。夏の終わりにしばらく花のなかった、我が家の北庭の西の隅っこに、一点強烈な色彩を放っています。


今年も立派にヒガンバナ咲けり。虫の声、風の音、雲の色。全部、秋仕様に変更しきりました、という雰囲気の連休が終わる。……日中の暑さだけは、立派に「残暑」です。後、庭の「蚊」も。残り時間がないので、彼女らの吸血行動は大胆かつどん欲です。
そんな中、秋庭の整備、遅々として進んでいませんが、少し整理をしました。草引き、芝刈り……施肥。
明日から、来週までずっと広島に出張です。
出稼ぎです。
秋庭特集、帰和してから続きをアップします。