春の園芸シーズンです。
しばらく、気分ものらないし、時間もないしでまったく放置していた庭にも、時しも芽吹きの季節を迎えております。カメラを片手に庭に出て、記録にとどめておきたいと思います。
イロイロ芽吹いています。まずは……。
これは何の芽吹きでしょう?

答え。去年の秋に庭で採取した、テッポウユリの種をまいたのが、意外とたくさん芽吹きました。……これは間引きした方がいいのかしら。難しい用材に植え付けてしまった。
さて、お次は。
あ、これは芽ではなく花です。

去年のこの時期も咲き誇っていた、アネモネ、花壇を整理するのに、だいぶ球根を処理したのですが、残ったやつがちゃんと開花。楽しい花です。

アネモネの咲く、家の裏鬼門の花壇。そう私が遭難したエリア。ここにあったビオトープ2号をつぶして作った新花壇に、ニョキニョキ芽吹いてきているもの。

ご存知、ジェフ・ハミルトンさん。たちまち葉っぱが展開しております。この春新たに購入したもう一つの大株、レディ・メギンチさんのほうは、まだちょっと遅れています。
家の北西花壇に移ります。
これは?このめっちゃかわいい芽。いや、実は花芽のような気がする。

メギの花芽です。かわいい。めっちゃかわいい。

コナラの足下。黄金色の新芽。黄金種で匍匐性のシモツケ。成長はゆっくりですが、気がつくと随分育っていました。元気に新芽を出しました。
さて、これは?

これは、ブルーベリーの花芽。二本植えたうちの一本が花芽の展開がめっちゃ早くて、もう一本はまだまだぜんぜん。この二本で交配しなきゃいけないのに。毎年のことだから、今年も何とかなるだろう……。去年期待以上に結実し、意外にたくさんのブルーベリーを食する機会に恵まれました。今年も楽しみです。なぜか、秋かなり深まったあたりまで実がついていたのが不思議でした。
さて、このブルーベリーと同じ悩みを抱えるのが、植え付けて三シーズン目。パーゴラを占拠の構えを見せる五葉アケビの花の蕾です。このうす黄色の花芽の先っぽが黒紫に変色しながら四裂し、開花の運びとなります。

しかし。この五葉アケビの花が咲き乱れる頃、実は花粉を交換する相手である三つ葉アケビは、漸く小さな花芽が見え始める頃……。一番遅い五葉の花と、早く開花し始めた三つ葉が少しかぶるぐらい。受粉機会が充分に確保されているとはいい難い現状。去年、何とか一つの花房だけ、受精の兆候を示す「肥大化」をはじめたのですが、折しも五月連休最初あたりに開催する「パーゴラやすらぎ塗装」ワークショップの作業に巻き込まれて落ちてしまった残念な記憶があります。今年こそは、一つでも二つでも、結実を目指します。
さて、これは?これはおなじみ。春の開花へ向けてカウントダウン第三シーズン。

白雪姫のジューンベリーが綿毛の内側に、繊細な蕾を発しています。ほどなくこの綿毛のカバーがほどけてきて、純白の花びらが露出してまいります。これもまた一気に開花。あっという間に散華。そして6月には、何し負はば、すてきな実(ベリー)が結実する予定となっております。楽しみです。
残りの写真は、去年の晩秋に断続的に種まきをし、株づくりにつとめてきたものです。

種から育てたサクラソウ。私は天才的なサクラソウを枯らす名人で、最近までまともにサクラソウを鑑賞し尽くしたことがありません。でも今回は、なんと種から育てる……。育病されたポット苗ですら楽勝に枯らすのに、開花させることが出来るだろうか。というか、よく見ると花芽が立ち上がりつつある。やばい。早くちゃんとしタップランターとか用意して、定植しなければ。
それから、それから……。

これはヤグルマソウ。コーンフラワーとも言います。定食適齢期を過ぎています。何とか植えないと。これまた種から育てた苦労品。サクラソウのシーズンが終わらないうちにちゃんとした花をさk世帯です。
ああ。来週木曜日から入院。
ちょうど桜のほころんで開花に向かって激しく進んでいくあたりに娑婆から隔絶されて、ストイックな世界に参入。ジューンベリーも、カジイチゴも、あ、忘れちゃならねえ、玄関先のモッコウバラも……ちゃんとは見ることが出来なさそう。
しょぼーん。
還俗したときには、たいていのおもしろいところが終わっている予感がしていやです。