日中の日差しも風も、すっかり春。それはいいんだけど、気持ちは焦るが頭も体もはたらかない。春は辛い。楽しいけど辛い。芽吹きはうれしい。蕾も待ち遠しい。花の香りの妖しさに浸る春夜の幻。だが、それと拮抗するように、春はもの狂おしい。惜しむ間もなく新しいことを始めなければならない狂おしさ。
閑話休題。そのもの狂おしさから逃れるように、庭に遊びます。今回は南庭。南東の塀際に砂利敷の植栽エリア。ここを本格的に「開発」。砂利をのけて、真沙土、赤玉土、腐葉土、ピートモス……etc、植栽用土を作って【花壇】を造成。でもこの写真の中程には雑草の巨大アザミが生えています。

念願であった「オウバイ」を求めました。苗はもう花が終わりかけでしたが、植え付けの次期なので、来年を期して植えました。来年の早春には、この【偽すっきりポール】に黄色い花の枝がかかる予定。

バコパ。かわいいなぁ……と園芸店でいっつも見てたけど、勇気がなくて買えなかったやつ。なんかの拍子に買いました。オウバイの植え付けために盛り上げた小山をはい上るイメージで。

ローマンカモミール。何度植えてもうまいこと育たない。これも山をはい上るイメージで。

長年のあこがれの「ユリオプスデージー」。ペパーミント。これが敷地の東南のコーナーを飾る。

ガザニア。強烈な日射がに合うこの花好きなんですが、やっぱり上手に育てられません。というか冷静に思い返すと、あらゆる花を上手に育てられませんでした。

なぜか、コーナンにセージシリーズがならびました。んで花も蕾も見ないまま、買い求めたサルビア・メキシカ―ナライム。どんな花が咲くんでしょ。

ベロニカ。青いちっちゃい花がかわいかったので購入。なんかね。犬フグリの花に似てませんか?葉っぱの赤い葉脈もすてき。

ドサッ……ていう感じで、芽吹いています。ハマナスです。

そして、春の定番、というか花壇の定番(私のイメージ)、否、お絵描き用の花の典型(あくまで私のイメージ)。マーガレット。

最近はテラコッタの鉢もかなり安くなっていて、求めてこれを植え付けました。寄り過ぎているからわからないかもしれませんが、「ニオイゼラニウム」です。私、実はこのニオイゼラニウムが大好きです。何がって、このしっかりした香りと、このチリチリチリの葉っぱ。これはレモンゼラニウムです。ハーブゼラニウム愛好者の私が最も愛好する愛らしい葉っぱと、清涼なレモンのカホリ。

もう一種類のハーブゼラニウム。これは初見です。期待しています、鮮烈な深紅の花が咲くようです。その名も、オールドスカーレット。この二種類が二鉢づつ。玄関先に香りのガイドをつける予定。

ラベンダーゼージ。南庭には、あとセージとして二種類。サルビア・ネモローサ・ローゼンウェインとサルビア・アズレアが植わっていますが、株が大変小そうございましてレポートは花が咲いてから。この南庭に全部で6種類のセージが植わっています。

南庭最後はナデシコ。昔よく育てたテルスターよりも細くて繊細な感じ。小さな花です。例によって夏越しは難しいかな。

とにかく、我が家の庭で一番日照のよい、南面植栽の今日の様子でした。明日は、内側の庭について、その春の息吹を伝えて参ります……。