自分の実父も養父も能登の出身です。 実父は宇出津、養父は柳田村。両方ともいわゆる「奥能登」 と言われるところ。
ちなみに義父は北海道・札幌で、どうやら自分はナゼか雪国に縁があるようです(笑)。
なんで急にこんなこと言うかといいますと、先日知り合いから麦焼酎をいただきました。
これが奥能登のものだったのでビックリ。
へえ〜〜、能登でも焼酎って作ってるんや〜〜。
飲んでみるとこれが最初は少しクセのある感じなのですが、進めるうちになかなかに美味い!
飲みながらほろ酔いで小さいころに毎年お盆になると連れて行ってもらった奥能登のことを思い出しました。
宇出津というところは古くからの小さな港町。
港には小さな漁船がたくさん停泊しててまさにそこは演歌の世界一色(笑)。 八代亜紀か鳥羽一郎が出てきそうです(笑)。
昼頃に行くと港のあちこちで漁から帰った漁師さんたちが、一升瓶片手に赤ら顔でおられるのが子供心にちょっとコワかったりして(笑)。
行くといつも泊めてもらってた伯母の家は港の目の前にあったので、早朝から始まる威勢の良い水揚げやセリの声で目を覚ましたもんです。
季節はちょっと違いますが(笑)、宇出津港の様子です。
で、ここの地元の人がみんな口を揃えて言われるのが、7月のお祭りは絶対見においで! というセリフ。
日本一激しい祭りと言われる通称 「あばれ祭り」 。
この祭りがここの地元のかたたちの大きな誇りのひとつなんです。
「きりこ」 と呼ばれる祇園祭りの山鉾(?)のようなものや、みこしが出るのですが、このみこしが壊れれば壊れるほど、その一年は豊漁・豊作になるとか。
なのでみんなみこしに火ぃ点けるは川に投げ込むは上に乗って蹴りまくるは、それはそれは恐ろしい騒ぎとなります。
当然毎年ケガ人続出。 壊される住宅なんかもありますが、祭りで壊された! って文句言う家は野暮、なんだそうです(笑)。
みこし担ぐ人はみんな一升瓶ラッパ飲みしてから出ていくんですね。
最後は原型を留めないほどにボロボロになったみこしを神社の本殿に納めて終了。
ホント、物凄い祭りですし、この日ばかりは小さな港町が全国からの観光客や帰省してきた人たちでごった返します。
ちなみに小さい子は大変危険です、マジで。
小さな港町の大きな誇り 「あばれ祭り」 。 機会があったら是非訪れてみてください。
そんなことを思いながら、ひとり 「手酌焼酎」 (笑)。
ふと裏面を見るとこんな表示が、、、。
なるほど。
どうりで飲みすぎましたね(笑)。

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