仕事場近所の 「天下一品」 のネオンサインまでもがクリスマスイルミネーションに見える今日この頃。 皆様いかがお過ごしでしょう。
さて、今朝は事情があって仕事場に7時までに到着せんければならぬ、ということで昨夜年賀状を必死で書きつつ目覚まし時計を5時20分にセット。 安心して眠りについたワケであるけれども、目覚まし時計を過信してしまったのかふと気付けば時刻は6時。
目覚まし、鳴ったか、、、??
よく事態の把握できぬままとりあえず起き出して、ボーっとしながらゆるゆると支度をするうち徐々に現状が理解できてきた。
ヤバイ。
遅刻するやんけ。
大慌てで自宅を出るも結局仕事場に着いたのは7時15分。
すでに業者さんが3人で到着されていて、気まず〜〜〜い雰囲気の中努めて明るく 「おはよーございまーす」 と過剰な笑顔を振りまきながらの一日の始まりと相成った。
実は昨夜、サンタが我が家にもやって来た。
子供たちにプレゼントを届けるためである。
しかし我が家にやって来るサンタは明くる朝が早い。
つまり夜はできるだけ早く寝たかったのである。
ところがそういう夜にかぎって子供たちはなかなか寝てくれない。
サンタの来るのを心待ちにして、布団に入ってからでも3人でキャッキャとはしゃいでいる。
「夜更かしの子供の家にはサンタは来ないぞ」
と何度言おうがはしゃいでいる。
しまいには 「お前ら早よ寝な俺が寝られへんのぢゃ〜」 と喉元まで出るのをグッとこらえ、何度も何度も寝室へ 「早く寝なさい」 と言いに行った。
余談であるがサンタクロースを信じるか信じないか、という話しを先日していたら、小2の次女がもの凄い真顔で、
「サンタは絶対いるで! だって3人分のプレゼントなんて合わせたら1万5千円くらいするねんで。 ウチにそんなお金あるはずないやんっ!」
と言った。
サンタは大変複雑な心境であった。
さて、寝てくれないなら持久戦である。
それならそれでこちらにも考えがある。せんければならぬ仕事がある。
年賀状。
これをちまちまと書きつつ、否、正確には宛名を印刷しつつ、きゃつらが眠りに落ちるのを待つことにした。
しかし、思いのほか印刷の設定に手間取ってしまい、時間はあれよあれよと過ぎてゆく。
気付けばすでに日付けをまたぎ、25日になって数十分を過ぎていた。
これはしたり。
なんたること。
睡眠一番、電話は二番。こんなことでは明日の仕事に差し障る。早く片付けて眠らねば。
ドタバタとその場を片付け、明朝の準備をし、歯を磨き、トイレに行って、目覚まし時計を5時20分にセット。 うわぁ〜5時間も寝られへ〜〜ん、と嘆きつつ寝床に入り、眠りに落ちかけた時にマヌケなサンタはハッと気付いた。
プレゼント、、、!!
再び起き出して物置部屋へ。
夜中にガサゴソと梱包を解き、ようやく眠っている子供たちが起きないように細心の注意を払いつつ階下のテーブルの上にひとつずつプレゼントを並べ、すっかり安心の午前1時のサンタであった。
早朝に出勤して、今朝は業者さん3名を加えた6名で4トントラックに大型の積み込みをやった。
全員ススや泥にまみれて顔じゅう真っ黒になった。
きっと誰のところにもサンタは平等にやって来るんだろう。 ほんの少しの幸せに、気付かないでいるだけなのかもしれない。
今夜家に帰ったら、子供たちの笑顔というプレゼントを持って、自分にもサンタはやって来る。

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