皆さんこんにちは。
とっても清しい秋空の下。 皆さんいかがお過ごしでしょう。
ワタクシ?
ワタクシ毎度のごとく土曜はお休みではありませんので、本日も労働に勤しんでおるのですよ。
でもね、今日はと〜〜ってもヒマですの。 ほほ。
こんな時には激しく、激烈に、あるいは苛烈、熾烈、猛烈にど〜〜〜〜〜〜〜でもいいことを深く、底なしに考えてしまうのが自分のチャーミングなところであるワケで、今日もそんなふうに皆さんと一緒に至極無責任に考えてみたいと思いますのことよ。
あら、日本語変。
題して 「ロックミュージシャンのための護身術」 。
ロックミュージシャンというのはいつも危険と隣り合わせです。
髪が長い、あるいは逆に極端に短い、、、服装が奇抜、、、などというだけでイチャモンをつけられたりする場合だってあるんであります。 実際自分だって後ろ髪引っ掴まれて 「切ってこい!!」 と怒鳴られたことも、、、。
そのように酒の席などではいわゆる “精神的年寄り” に説教されたりするヒット率が非常に高いのであります。
まあ中には逆に、先手必勝のスーパー護身術 「からむ」 をやってのける居酒屋ファイターもおられますが、今回はあくまで自分のように超健全にロックミュージシャンをさせていただいている、腕に自信のない平和主義的皆さんに向けてのレクチャーであります。
よりまして、もしアナタが口から先に生まれてきたような人間で、ああ言えばこう言う、一言いえば二言・三言のタイプであったり、もしくはバンドの練習より筋トレ・ジム通い、のタイプであった場合は読まなくてもよろしいかと思います。 アナタは強くて頭のキレる幸せものです。
今回の講座は、あくまでも自分を含めた 「あとのまつり人間」 のために捧げたいと思います。 何日か経ってからハッと気付いて 「ああ、あの時こう言えばよかった、、、」 「こう言えば傷つかずにすんだ、、、」 「こうすれば殴られなかった」 と無念の涙をのんだことがある人たちのためのものであります。
さて、我々ロックミュージシャンがからまれるシチュエーションの圧倒的トップは酒の席であります。そこで今回はそんな酔漢から身を守る 「無血スーパー護身術」 をそのジャンルごとのシチュエーションでもって勉強いたしましょう。
レッツ・スタディ!!
【ヘビメタ・ハードコア系の場合】
議論になると、内容は二の次で声のデカいかたが優勢になります。
よりまして幾度にわたって声をつぶして鍛え上げてきたこの手のバンドのシンガーがそういう意味においては最も強いと言えましょう。 ゆえに他のメンバーの皆さんはしっかりと守っていただくように、日々シンガーへの気配りを怠らないようにいたしましょう。
【オールドファッション系ロックの場合】
60〜70年代のオールドファッションがリバイバルしているここ数年。 若い世代のミュージシャンでもマージービート、サイケ、サザンロックなどといったオールドファッションのロックファンは多いと思われます。
しかしながらこのムーヴメント、一部の年輩の音楽ファンには嬉しいようで半分面白くないようです。 ジミヘンだの、ジャニスだの、その手のメジャーどころならまだしも、 「やっぱキンクスはさあ〜」 「フォガットの前身のバンドはね」 「シスコはバニラファッジだよね」 「グレイトフルデッドが最高」 などといった話題で若者同士がキャッキャと盃を交わしていれば彼らが口を挟みたくなるのは必定です。 しかもこのケースでは相手がそれらのバンドをリアルタイムで聴き、ましてや観ているかたもいらっしゃるので口では到底太刀打ちできません。 当然、待ってましたとばかりに 「いやぁ〜〜、72年の初来日は、、、」 から始まり、 「オレらの頃は、、、」 から、 「今の若いヤツは、、、」 、 「キミらはオリジナリティーがぁ、、、」 、の王道パターンにもっていかれるのがオチでしょう。
この場合、年輩である彼らのウィークポイントは体力にあります。
喋るだけ喋っていただいて、疲れたところをひっくり返しましょう。
彼らが円熟したファイターなだけに、KOを狙うと必ずカウンターをもらってしまいます。 しっかりガードを固めましょう。
若さゆえの派手な試合運びは考えないように。
【ブルースやジャズ系の場合】
これは怖いです。
考えただけでも身震いする強豪が揃った世界ですね。
唯一の弱点は彼らが博覧強記を売りにしているところであると思われます。
よりまして 「じゃあフェルナンド・ウォーカーやアレクセイ・ランドルフの音ってどうですかねぇ」 と、居もしないミュージシャンの名前をでっち上げてその場を逃げ切るのが無難でしょう。 相手が知ったかぶりをして 「あ〜、アイツらの音は最高だね」 と言われたらこちらのものと考えて良いでしょう。
ただその時には 「そうですよね」 と言ってあげる優しさも必ず忘れないように。
【結論として】
議論から逃げる最も良い方法は、相手が何か言い出したら 「知りません」 を押し通すことです。 また 「理屈じゃないんですよ」 の開き直り両手ぶらり殺法。 「まあまあいいじゃないですか、楽しく飲んでるんですから」 などの大人のフリ審判にアピール戦法。 もしくは無理矢理にでも音楽の話題にもっていかせないという荒技空中殺法もありますが、これは多方面のジャンルに対しての幅広い知識が必要となる場合があるので注意が必要です。
これらの方法を用いると一発で話が終わってしまうので、相手もつまらなくなり議論に発展しませんが、相手の心境をしっかりと見据えたうえで用いなければ、万が一相手が自分のことを心底思ったうえでの発言であった場合には、二度と口をきいてもらえないなどの攻撃にさらされるでしょう。
何事においても 「言われるうちが華」 なのです。
少しくらい熱くなっても相手に気持ちを正直にぶつけるのは精神衛生的にも、またお互いの関係のためにも決して悪いことではないような気がします。
以上、今回の講座、いかがでしたか?
是非実践してくださいね。
効果のほどと、後々のことについては一切責任は負えませんのでよろ乳首。
これだけ長文書いててもまだ仕事来ませんね〜〜。 だいじょぶなんですかね〜〜ウチ。
それではサイナラましょ〜〜。
あら、日本語変。
注:自分の周囲のかたをモデルにして書いた文章でないことを、一文申し添えいたします。

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