日曜、
JRBでもお世話になっている『
竹の音』にライヴを観に行った。
家族5人で(笑)。
大体のライヴハウスは18時か19時開演というところが多いが、この『
竹の音』は15時開演なので子供も一緒に連れていけた。休日は「家族と過ごす」ということを何ものにも代えがたいものとしている僕にとっては非常にありがたい。
お目当てのバンドは
フューリーズ。
その
フューリーズ、トップバッターでの登場だった。
いつのライヴでもそうだが、このトップバッターというのは非常に重要だ。先ずその日のライヴ全体の雰囲気をこのトップのバンドが「概ね」決めてしまう。またそのバンドのファンであろうがなかろうが、来ているお客さんもトップということで、ある程度気構えて観ている。だからトップ出演のバンドに課せられる役割はとても重要だし、また本当に大変で難しい。
そういう意味ではこの
フューリーズ、トップの役割を充分にこなしていた。
カダフィー氏の熱いヴォーカルは僕好みだったし、バックの二人の演奏もしっかりとツボを押さえた的確なものでカッコ良かった。
カダフィー氏の書く曲も良かったし、歌詞の世界も非常に共感が持てた。
終演後カダフィー氏と少しだけ話しをさせていただいた時に、やはり聴いてきた音楽というか、ルーツが僕と同じような感じなので、書く曲の雰囲気もよく似ているのだろう・・・ということで二人おおいに納得した。
ブルース・ロック振興のため、手をたずさえていきたいバンドの一つとなった。
3人の「キメ」の部分なんかの息も合っていてすごくカッコ良かった。きっとプライベートでも仲良しなんだろう。
うむ、来てよかった。
二組目はフロッグメン。
ギター・ヴォーカル、ギター・ウクレレ、ベース、のトリオだった。
先ほどのフューリーズとはまた違う独特の世界。曲はアップでもバラードでもメロディアスで、とても耳馴染みが良い。
そして何よりも、ヴォーカリストの歌っている時のアピールがすごく良い。ソフトな雰囲気なのに気がついたら引き込まれている。
演奏もなかなか達者なところをみせてくれた。
うむ、来てよかった。
三組目はリトル・グレープフルーツ・ムーン。
鍵盤・ヴォーカルにギターの二人組。
京都のライヴハウス「スロー・ハンド」のマスターのユニットだそうだ。
やはり年配の人の演奏は安心して聴ける。
情感込めて歌い上げるバックにボトルネックのギターがからむ。
う〜ん、どことなくオールマン調のスライドギターサウンドは味わいが深い。流石。
うむ、来てよかった。
毎度思うことだが、『
竹の音』に出演されるミュージシャンは必ずどこかに光るものを持った人たちばかりだ。これもオーナーのTAKEさんの選眼のセンスの良さなんだろう。ホントにいつも勉強させてもらえる。
唯一の心残りは、その日は明け方近くまで痛飲していたため、恐ろしい二日酔いでまったく酒を胃がうけつけなかった。やはり良い音楽には酒がつきもの・・・。
本来ならもう少し皆さんとお話しなどして帰りたかったが、そこはなにぶん子連れの身。TAKEさんに短く挨拶させていただいたあと、大きくぐずることもなくそこそこお利口さんだった子供たちに感謝しつつ帰路についた我々角谷家一行であった。

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