昨晩8時頃、仕事を終えて帰宅すると家の様子が変。
恐る恐る中に入ると洗面所のほうから「動いたらダメっ!汚れるからそこにじっとしてなさいっ!」と子供に怒鳴る家人の声。
何事かっ、と駆け寄ると真ん中の娘が洗面所の床に先ほど食べたものを全部吐いているではないか!(これから食事のかた、すいやせん)
これはいかがした事!
家人によると突然「気持ち悪い・・・」と言って吐いたという。
床を掃除する家人の横で青い顔で座り込み、元気のない真ん中の娘。その周りで不安そうな面持ちでオロオロする上の娘。居間のベビーベッドでは一番下の息子が烈火のごとく泣いている。
おお・・・なんたる惨劇。
真ん中の娘は2〜3日前から風邪気味で、近所の小児科で風邪薬をもらって飲んでいた。その風邪がお腹にきたか・・・?と思うも熱を計ると平熱。
去年の春に同じような症状でロタウイルス(ウイルス性の急性胃腸炎)という診断を受け、10日間ほど入院した記憶が脳裏をよぎる(その時は家人が妊娠中だったため、僕が入院に付き添った。思い出すだけで地獄の日々だった)。
とにかく娘の汚れたパジャマを着替えさせ、息子を抱っこし、上の娘を落ち着かせ、子供たちの寝室の用意を整えた。
熱があるわけでもなし、そのあと少しは顔色も戻ったので単なる食べすぎかもしれぬ・・・という話しになり、とにかく一晩様子をみようということになった。
真ん中の娘の手をひいて、さあでは寝よう!と廊下に出た瞬間、再び突然の嘔吐。これは尋常でないと判断し、小児科医院に電話したが、あいにく木曜は休診日ということ。「じゃあいいです!よその病院に行きます!」とややキレ気味に受話器を置く家人。電話をしている間にも娘は苦しそうに嘔吐している。傍らには心配げな表情でなす術もなく立ち尽くす上の娘。最寄の夜間救急のある病院に電話してみる。が、すごい患者さんの数で1時間以上待たないと診察できないという返事。仕方ないので少し遠いところにある小児救急のある病院に電話すると、「3〜4人待ってらっしゃいますが今すぐ来ていただいたらすぐに診ますよ」。
そうと決まればこうはしておれん。すぐさま支度をして、家人・上の娘・下の息子を家に残し、真ん中の娘を連れた僕は家人の軽四に飛び乗った。
病院に向かう途中の車の中で2回嘔吐がきた。
運転中だったので咄嗟にタオルを娘の口にあてた瞬間ハンドルがぶれて並走している車に接触しそうになる。怒りをあらわにする隣の車のドライバー。僕は必死で娘の嘔吐をおさえながら運転している。なんだか悲惨という言葉を絵にしたみたい。
なんとか病院に着くと無愛想な受付のおっちゃんが、「問診票に記入して待っててください」という。
問診票に記入している間にも1回吐く。もう胃液しか出ないようだ。苦しそう。
名前が呼ばれ診察始まる。
診察中にも1回吐く。
結局夜間であるので、詳しい検査などはできないらしく、とりあえず様子をみるようにと嘔吐止めの座薬をもらう。明日の朝までずっと吐き続けるようならもう一度来てくださいと言われ、やむなく退散する。
帰りの車の中でも1回吐く。
ほうほうの体で帰宅すると心配そうな家人が玄関に出迎えていた。上の娘もすこぶる不安そうな顔でまだ起きている。
結果を説明し、とりあえず言われたとおりに座薬を入れてやる。
その後一回吐いたが、朝までなんとか寝たようだ。
家人も上の娘も僕も全員そろって寝不足・・・。
辛い・・・。
まあでもなんとか嘔吐も治まって・・・・・、と思ったのもつかの間。家人からの連絡によると昼過ぎころからまた吐き始めたらしい・・・。
ああ・・・、どうなってしまうんでしょ・・・。

0