昨日は新規のお客さんS氏と、一緒に食事しながら仕事の打ち合わせをすることになった。
19時に四条河原町で仲介者のT氏とともに待ち合わせ、S氏から指定された店に向かった。
某大手酒造メーカーが経営している京料理の店。
3人でビールを飲みながら料理をつつき、仕事の話しをする。
徐々にみなのテンションは上がり、日本酒をオーダーすることに。
S氏もT氏も、一番年齢の若い僕を気遣いながらどんどん酒を勧めてくれる。「生原酒」・・・「マス酒」・・・等など。どれも旨い。
結局その場はお客さんであるはずのS氏がごちそうしてくださることに・・・(Sさん!旨かったよ!ありがとう!!)。
店を出てS氏と別れ、T氏と二人で飲みに行くことに。
T氏行きつけの先斗町のスナックに連れて行ってもらう。
花見小路通りの四条から南側は数年前から石畳の通りになって、とっても落ち着いた雰囲気になった。
その花見小路を少し路地に入ったところにあるその店は、なんでも150年前に建てられた町家だそうで、ほんの少し手を加えスナックにしてあった。
平日ということもあって客は我々だけ。
掘りごたつ式のカウンターに座り、先ずはブランデーをごちそうになる。
店のママが僕と同い年であることで盛り上がる。とりたてて美人というわけではないが色白で、とてもおっとりとした京ことばをそのママは話す。
う〜む・・・なかなか色っぽい・・・。
結局ブランデーとビールまでごちそうになる(Tさん!旨かったよ!ありがとう!!)。
すっかりひとけの少なくなり始めた街なかでT氏と別れ、なんとなく小腹が空いたので近くの「泉門天」で餃子とビールをオーダーする。やっぱり「泉門天」の餃子は美味だ。そして餃子にはビールだ。一人カウンターで黙々と食す。
この時点でけっこう「できあがる」。
店を出て帰ろうかと思ったが、いつもお世話になっているスタジオ「R〇G」に用事があったのを思い出し、そこから少し距離はあったがまあ24時間営業のスタジオであるので、行ってみようと思い立ったアホな酔っ払いはネオンに踊らされるように歩を進めた。
そして歩く。
歩く。
寒風の中、何度も行き倒れそうになりながらなんとか三条河原町のR〇Gに到着。
店内は文化祭シーズンたけなわということもあってか、学生風のバンドマン達で立錐の余地もない。
意を決して中に入る。
受付で店番をしていた顔馴染みの店員が僕を見つけ、「ああっ!久しぶりですね!」と声をかけてきた。
返答しようとするが、「酔い」と歩いてきた「寒さ」とで思うようにロレツがまわらない。
店員「今日は店長休みなんですよお」
僕「・・・むん、そうなのら・・・」(注:美しい現代日本語訳「ああ、そうなのですか・・・」)
店員「角谷さん、最近は北白川のほうばっかりですか?」
僕「むん、そうなのら。このーろはいたいらかわびゃっかりれふ。うぃっ・・・」(注:美しい現代日本語訳「はい、そうです。最近では北白川ばかりでございましてござりまする」)
気付けば静まりかえった店内。
素晴らしいカツゼツで用件を終えたはずの僕は、学生諸君らの冷ややかな視線を感じつつ、スタジオをあとにした。
このまま帰るのでは気が済まない。
僕は近くのショット・バーに向かった(まだ飲むんかいっ)。
ここで一杯だけ飲んで帰ろ・・・。
落ち着いた雰囲気の店。カウンターには3〜4人の客。
案内された席につこうとしたその時・・・・・「おおっ!!角ちゃん!!」
何としたこと!
カメラマンの北村氏にバッタリ出会う。
思わず話し込んでしまい、閉店まで飲んでしまう・・・。
北村氏と店を出たあと、ドラマー大道くんのバイトしてる店をのぞきに行こうかという話しになり(なんでそうなんねん・・・)、店の前まで行ったがどうやら不在のようで(深夜の繁華街で背伸びしながら店内をのぞき込む酔っ払いのおっさん二人・・・)、なんとなく寂しくトボトボと帰路に着く我々であった。
(おーい!オチはどこやー!!)
皆様お疲れ様でした・・・。
P.S
今夜はこれから一日遅れの「ボジョレー・ヌーヴォー」パーティーで〜す。
行ってきま〜す。

0