2016年4月から4年9ヶ月にわたり、月2回続けてきた長野市民病院の緩和ケア内科の外来診療ですが、本日2020年12月22日をもって終了することになりました。長野市民病院の緩和ケア診療は、常勤の2人の先生が担当しますのでご心配なく。

市民病院の玄関を入ると、新型コロナウイルス対策実施中の大きな看板。

「面会禁止」もど迫力。

4年9ヶ月の間、外から見てみたことがなかったんですが、初めて外から自分の外来を見てみました。こんな感じだったのか。
緩和ケア専門病院の医師が、がんの治療を積極的におこなっている病院に外来を持たせてもらうというのは、「病気で困ったことがあれば病初期から困らないように手助けする」という現在の緩和ケアの定義を最も良い形で実現する方法だと感じていました。実際にかなりの人の安心や症状コントロールを提供するために、役立ってきたと思います。
緩和ケアの医師が複数確保できて、一定の役割は終えたという病院の判断なのだろうと思いますが、現在でもリアルタイムで患者さんやご家族のために次々役立っているこの仕組みを廃止してしまうのは、もったいないなあと個人的には思います。結構大変だったので、ちょっとだけホッとしてる部分もないではないですけど。
これからも患者さんやご家族のため、お互いの病院のために、緊密な連携は欠かせません。外来がなくなってしまうことで連携が取りにくくなったら患者さんにも迷惑がかかるので、これまで以上に意識して連携を取るように心掛けます。4年9ヶ月、お世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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