10月13日に千曲川が決壊して大きな被害を出した台風19号。ご心配いただいてありがとうございます。愛和病院は直接の被害はありませんでした。遅くなりましたが御報告いたします。

13日の朝、私は病院から100kmほど離れた自宅で、千曲川の堤防決壊のニュースを見ました。(写真はNNN24)

訪問診察している家の近くにある長野新幹線車両センターが水没していてびっくり。

ここも訪問先の家から見える、病院からは南に14kmぐらい行ったところにある、千曲市の平和橋。あちこちで浸水していることがわかりました。(写真は朝日新聞のネットから)

病院に戻って15日。そこら中で自衛隊の人たちが働いてくれていました。長野運動公園も自衛隊車両でいっぱい。

昼食は、少し離れた大きめの店に徒歩で買いに行っていたようです。

16日。千曲市方面に行こうとしたら、篠ノ井橋からしなの鉄道や新幹線をくぐって千曲市方面に行く県道77号線も通行止め。引き返して国道18号線を行きましたが、迂回している車のためか大混雑。

Googleマップで見てみると、千曲川からかなり近い場所ですね。ここのアンダーパスは冠水しても仕方がない。

千曲市役所に近い交差点。木に泥が付いています。

17日、今度は一番浸水被害の大きかった穂保(ほやす)の近くの訪問先へ。訪問先は無事でしたが、そこと新幹線車両センターの間のりんご畑は泥だらけ。

てっぺんに近いりんごを除いて、ほとんどの実に泥がついてしまっていました。

新幹線車両センターを越える陸橋から。こんなに美しいのにもう動くことがないなんて。

18日の夜は、小布施町の病院で当直。明けて19日、いつも美味しい果物を買って帰る直売所も水に浸かったようで閉鎖中。

いつも使っている小布施スマートインターチェンジも水没し、「年内を目途に復旧を目指す」とのことで、当分当直入りが10〜20分遅れます。すみません。

小布施橋を渡って、最も被害が大きかった赤沼地区(穂保を含む)の方へ。ガソリンスタンドの掃除をしていましたが、

よく見ると「ハイオク」の上まで水が上がった跡がありました。
行政の準備や対応が甘かったなどの批判の声も聞かれますが、通常の想定を上回る雨量だったことは間違いなく、できるだけの準備はしたけれどそれを上回るものが来たと考える方が良いような気がします。それから、これだけの被害を出して、死者と行方不明者が県内で6名(おそらく)というのは、できるだけのことはしたと思います。亡くなられた方とそのご家族は大変お気の毒ですが。
直接の被害を受けた家屋は、これからも当分大変だと思います。「運命だからしょうがない」ではなく、「災害に遭ったのは不幸だったけど、ここに住んでいて良かった」と思えるような助け合いを続けていきたいと思います。
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