
年末恒例の「山梨大学医学部OB交響楽団演奏会」が、今年も12月22日(土)に開催されました。場所はコラニー文化ホール(山梨県民文化ホール)小ホール。

今回の曲目は、最初にボロディン作曲「ダッタン人の踊り」(「イーゴリ公」より)。次にモーツァルト作曲「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」。休憩を挟んでメインが、ベルリオーズ作曲「幻想交響曲」でした。

小ホールといっても客席は700席ほどあり、ステージの大きさは大ホールと同じらしいです。

モーツァルトの協奏交響曲は少人数なので、かなり余裕があります。

幻想交響曲になると、人数はかなり増えます。今年はなんと、このオーケストラ史上初の、ハープが2台!
さて本番は、いつものごとく写真はありませんが、
1曲目:ボロディン作曲「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」
なかなかやりがいのある曲です。勢いをつける演奏ができたと思います。打楽器は結構難しい。
2曲目:モーツァルト作曲「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」
ヴァイオリンは鈴木響香さん、ヴィオラは鈴木聡美さん。何回かしか聞いていませんが、本番が一番良い演奏だった気がします。
3曲目:ベルリオーズ作曲「幻想交響曲」
とっても魅力的な、でも演奏するのは難しい曲。この曲は「幻想」とあるとおり、ベルリオーズの頭の中に広がった情景を顕しています。恋心を表す同じテーマもあちこちに出てきますし、第5楽章では「怒りの日」Dies iraeのメロディーも柱として使われています。
第3楽章では、雷鳴を表現するために、4台のティンパニを4人で叩きます。本番のチューニングは多分、これまでで一番うまくいっていたと思うので、ベルリオーズが意図した雷に、かなり近付けたかなと。第4楽章のティンパニは2人で4台を叩きますが、譜面の指示通り(片手で細かく叩き続けながら反対の手でアクセント音を叩く)にはとても叩けず。第5楽章の最後のティンパニを2人で叩きまくるところは、動きがシンクロするように後輩の坂本くんと打ち合わせました。めったにできない良い経験ができたかな。演奏も、危ないところは残りましたし残念なところは多少(多々?)ありましたが、楽しんでいただけるくらいの演奏はできたかなと思います。
アンコールはディズニー「美女と野獣」のメドレー。練習時間はわずかでしたけど、なんとか曲になりました。

この写真は、モーツァルトの協奏交響曲(私は降り番)を舞台袖から撮ったもの。iPhone8のカメラって、望遠にすると画質悪いのねぇ。

終わった後は、打ち上げ。OB演奏会とはいうものの、今年も学生さんにたくさんお手伝いいただきました。学生だけではできない曲を経験できるという意味でも、練習後や本番後の飲み会にタダで参加できるという意味でも、学生さんにとって参加して損はない団体活動ができているかなと思います。
2019年は12月28日(土)、同じコラニー文化ホール(山梨県民文化ホール)小ホールでおこないます。シューベルトの交響曲「グレート」をすることになるだろうと思います。よかったら聞きにお越し下さい。
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