野田首相は韓国の李明博大統領に、大統領が竹島に上陸したことと、天皇陛下に対して礼を失した発言をしたことに抗議する親書を送った。韓国は受け取らずに返送するんだって。
記事は次のとおり。
韓国「非礼」承知で…野田首相の親書を返送へ
2012年8月23日08時42分【読売新聞】
【ソウル=門間順平】韓国政府関係者は22日、野田首相が韓国の李明博(イミョンバク)大統領に送った親書を、韓国政府が送り返す方針を固めたと明らかにした。
早ければ23日にも返送するという。
親書は、李大統領の竹島(韓国名・独島=トクト)上陸と天皇陛下への謝罪要求発言に遺憾の意を表明したもの。韓国政府関係者は返送の理由について、大統領が訪問したのは、親書に書かれている「竹島」ではなく「独島」であり、親書の指摘が「事実ではない」ためとの認識を示した。聯合ニュースによると、韓国大統領府高官も返送の方針に関連し、「事実ではない指摘について答えること自体が矛盾」と語った。
親書への対応について、韓国政府内では、無視することや返書で反論することも検討されたが、国際法や外交の専門家らの意見を聴取した結果、外交儀礼上、異例の返送を決めたという。聯合電によると、韓国政府当局者は「外交的に非礼になるとしても、我々の原則を修正する必要があるのか。日本も親書を送る過程で外交上の礼儀に反した側面がある」としている。
(記事ここまで)
友好国の間で、首相から大統領に宛てた親書を返送。そんなことしていいわけないでしょう。「大統領が上陸したのは独島で、竹島ではないから」って、子供の言い訳じゃあるまいし。それに、そのような言い訳をするということは親書の中身を知っているということで、中身を知ってから返送っていうのも、なんだかなあ。
日本は、召還していた武藤正敏駐韓大使を22日夜、韓国に戻した。なし崩しで召還終了かと思ったが、そうではなさそうだ。韓国が応じないと言っている国際司法裁判所への提訴などに備えて、困難な実務に当たるという覚悟のようだ。ただし、外務省はこの秋にあちこちの大使を交代させると発表しており、武藤大使も交代する予定。引き継ぎをしっかりしてほしい。
最近は竹島の話題がテレビでも多いが、東海大学の准教授という女性が出てきて同じ主張を繰り返していて、見ていて辛いので
(私が反韓とかいう理由ではなく、人の話を受け入れずに主張を繰り返すその態度に)すぐチャンネルを変えてしまう。多分韓国人のほとんどは、この問題になると同じような人になってしまうのだろうな。そりゃ小学校入学前から「獨島(竹島の韓国での呼び名)はわが領土」と唱え続けさせられれば、三つ子の魂百まででそれ以外の説を聞いても「(∩・Д・)あー、あー、聞こえないよー」になっても仕方ない。
そういう長年の経緯も含めて、もう少し冷静に、国際常識に沿った行動をしてくれる国になってほしいんだけど、そうならないのは国民性なのか、それとも李承晩元大統領らの遠大な作戦が功を奏しているということなのか。個人的に知っている(ほんの数人だが)韓国人は、個性は強い人もいるが、みんないい人だ。韓国国内にいる韓国人で「日本人はいい人」と思ってくれる人はいるのだろうか。もしいたとしても、「私が知っている日本人にいい人はいるけど、でもほとんどの日本人はひどい人」とか思っていそうな気がする。
中国の反日デモも、煽りたい時はメディアが煽り、沈静化させたい時はメディアは一切取り上げない。それどころか、沈静化させたい時は中国版ツイッターの発言も、徹底的に削除する。反日を政府の人気取りに利用したり、国民の結束の材料に使ったりするのは、韓国とか中国とかにとっては常套手段らしいが、その内容が日本の実態とかけ離れていたり、自国の勝手な主張に基づいたものであったりしたら、標的にされる日本としては迷惑なだけだ。
日本は日本として、堂々とした態度を取り続ければいいとは思う。しかし堂々としているだけでは、反社会的なムーブメントまで利用して日本を叩こうとする国からは、いいようにやられてしまうかもしれない。そうならないように、でも紛争や戦争にならないように、それぞれの国の国民も巻き込んで議論した方がいいと思う。でも、日本はこの3国の中では一番言論統制がない国だと思うけど、他の2国でも同じような状況にするのは、難しいかなあ。情報が共有できても、聞く耳持たなければどうしようもないけど。
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<8月23日夜追加>
駐日韓国大使館の大使館員が親書を返しに来たところ、外務省の門から入れてもらえず仕方なく引き返し、郵送で返すことにした。子供の喧嘩かい。
記事は次のとおり。
野田首相の親書を郵送 「受け取り拒否は遺憾」=韓国
2012年8月23日(木)20時32分配信【聯合ニュース】
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は23日、李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島訪問などに遺憾の意を表明した日本の野田佳彦首相の親書を書留郵便で送り返した。早ければ24日午前、日本外務省に親書が到着するとみられる。
韓国政府は同日、在日韓国大使館を通じて親書を返送する方針だったが、日本外務省を訪問した韓国大使館員の面談要請が拒否されたため、親書を郵便で送り返した。
韓国政府当局者は「大使館員が外務省の正門を通過することができなかった。やむを得ず書留郵便で親書を日本外務省に送った」と説明した。
また、「日本が文書受け渡しの正常なルートまで遮断したことは外交慣例から外れた措置で、大変遺憾だ」と述べた。
韓国政府は、野田首相が今後同じような内容の親書を送った場合も今回と同様に返送する方針だ。
一方、野田首相が同日、李大統領に対し天皇謝罪発言の取り消しと謝罪を求めたことについて、韓国政府関係者は「一顧の価値もない。いちいち対応しない」と一蹴した。
(記事ここまで)
馬鹿馬鹿しい。こんなのは「外交」ではない。
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