これまでの
厚生労働省の「インフルエンザ流行マップ」は1週間以上のタイムラグがあったが、今回日本医師会が国立感染症研究所と共同で、前日までの流行状況がわかるホームページを設置した。
記事は次のとおり。
インフル流行マップ、HPで公開 「前日の状況」一目で
2010年12月20日5時14分【Asahi.com】
地域ごとに前日のインフルエンザの流行が分かる地図が日本医師会(日医)のホームページ(HP)に登場した。日医が国立感染症研究所と共同開発した。感染研のこれまでの発表では、1週間から10日前の状況しかわからなかった。調査方法が違うので単純比較できないが、流行の傾向をより早くつかめると期待される。現在、参加医療機関は約660施設で試験運用だが、来年1月にも施設数を増やし本格稼働させる考えだ。
新しいシステムは、日医が病院・診療所から病名や検査、薬が記されたレセプト(診療報酬明細書)のデータを毎日自動的に集め、翌朝に全国約900の地域医師会ごとの状況を地図に表示する。赤は1地域で31件以上、黄色は10件以下などと流行の違いを色で示す。地図を拡大して詳しく見ることもできる。
日医の石川広己常任理事は「このスピードは画期的。大流行前に注意ができる」と話す。この仕組みはほかの病気に生かせるという。
各地域の流行を詳しく知るには全国で計3千〜4千施設必要だという。日医のHPのアドレスは、http://www.med.or.jp
感染研によると、最新の1週間(6〜12日)に全国約5千医療機関を受診したインフルエンザ患者は、全国で1医療機関当たり0.93人。流行開始の目安の1人に近づいている。
都道府県別では佐賀が4.87人で最多、北海道4.48人、長崎3.74人、埼玉1.93人、大分1.91人、沖縄1.45人と続いた。(杉本崇)
(記事ここまで)
日本医師会のホームページを開くと、

左上のところ(赤い矢印で示した)に(リアルタイムマップはまだ調整中らしいが)地図へのリンクがある。
これまでの流行マップは、前の週の集計をまとめてから表示していたこともあり、どうしてもタイムラグが生じていた。今回のマップは、毎日のデータを拾ってくるため、多少の波はあるかもしれないが、タイムラグは大幅に短縮された。
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