椅子をリメイクしてみました。

どうでしょう。なかなかステキでしょ?
カフェの準備でいつも困っていたのは、席が少ないこと・・。不定期なカフェの為、やたらめったら椅子やテーブルを購入できないので、アトリエに転がっていた以前ホームセンターで買った安い椅子にちょっと手を加えることにしました。
大阪に住んでいた10年前までは、作品を制作するだけでは食べていけないので、店舗の内装や、什器・家具をつくっていました。そのときに当事のお師匠からおしえていただいた簡易的な椅子の布張りのやり方です。(今回は本当にゴクゴク簡易的です。)
あの頃はみんな、お金に困っていて(今でもだけど・・。)なるべく下請けに出さずに仲間達でやり方を教えあっては自分の手でできる事はなんでもしていました。。。ちょっと当事を思い出しながらつくってみました。
★手づくり大好き女子のみなさま!!
女の子でも簡単にできちゃうので、是非トライしてみてください♪器用な人なら1〜2時間程でできちゃいます★
【材料&道具】
・手ごろな椅子(ホームセンターで800〜1000円くらいで売っています。)
・ウレタンマット(ホームセンターで売っています。45cm×45cmで350円くらい。今回は厚みを5センチ位をつかっています。)
・お気に入りの布(薄いものだと消耗が早いです。適度な厚みが必要です。ストレッチ素材など、あまり収縮性のあるものは適しません。)
・タッカー(ホッチキスのデッカイ版です。これもホームセンターやクラフト系のお店で購入できます。)
・ハサミ
・カッターナイフ
・とんかち(金槌)
・定規
・鉛筆
・プラスドライバー
・ペンチ
・針&糸
★ さてさて、早速つくりましょ〜。 ★

@ まずは、既製の椅子の座面と脚の部分のネジをプラスドライバーで外していきます。

A 布裏側に座面サイズにカットしたウレタンを重ねます。布の大きさは座面+ウレタンの厚み分+巻き込む部分(2〜3センチあれば大丈夫。余分な布は後で切り落とします。)


B タッカーを使ったことがない人は気をつけて作業してください。脇を固めて、しっかりタッカーを持って作業をしてくださいね。まずは上部を数箇所タッカーを打ち付けます。次に反対側を
少し布を引っ張ってタッカーを打ちます。この時に引っ張リにくかったら、ペンチで布を引っ張るとやりやすいです。

C 座面の木が硬い時、あるいは布に厚みがある時は、タッカーが入りにくい場合があります。そんな時は、トンカチ(金槌)で針を押し込む。或いは、ある程度針が刺さっているようなら出っ張っている針を潰してしまいましょう。
(ここで布の余分なところはカットしてしまってください。)


D コーナーの処理が難しいかとおもいますが、重ねて織り込むと綺麗になります。面倒くさいかもしれませんが、ちょっと手を加えるだけで高級感が増します。

E いよいよ完成間近です。ウレタンマットの付いた座面と脚を@の要領で取り付けます。

完成!(私は2脚つくりました♪)
今回は手軽につくりましたが、すわり心地が気になる人は、密度の濃い5mm〜1cm厚のウレタンマットを下にひいて2重構造や3重構造にするとさらに弾力性のある椅子になります。
またタッカー留めしたところを見せたくない人は裏布を張って目隠しするとさらに本格的です。木材をオイルステンで濃い茶色に染めたらもっと高級感がでるし、カラーペンキを塗ればポップになります。シマシマ模様やドットにしてもキュートですね。

色々ためしてください。
台所でいつも使っているこのコ(椅子)も、昔拾ってきたスチールの椅子を解体して、カラーペンキを塗り、布張りしたものです。長く愛用しています。

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