ちょっと熱っぽい・・
今月は感情の起伏が激しかったゆえ、さらに肉体的にも疲れた。
歳を重ねると色々なことがある。きっとこれからももっと沢山の事がある・・。
今朝、窓の外から三味線の音が小さく聞こえていた。夢の中だったのか、それとも
現実だったのか・・。
うつろうつろだったので、今でもどっちだったのか分からない。
亡くなった祖母が三味線のお師匠をしていたので、小さい頃から三味線の音を聞いて育った。今朝は祖母を思い出す不思議な感じだった。
何もしない日というのもいいか、と思って、久しぶりに漫画を読みあさっていた。
著:山下和美「不思議な少年」という漫画。以前から友人に薦められていた。
凄かった。泣いた。
あらすじで紹介されているのは、
〜永遠の生を持つ少年は、時を超え、場所を超え、あらゆるところに現れる。人間を愛しているわけでもなければ憎んでいるわけでもない。ただ飽くことなく、人間を見つめ続けて、何度も問いかける。「人間とは何か」と。〜
今のところ、5巻まであって、短編でなりたっているんだけど、時折「不思議な少年」が人間界に現れて、人間の弱さや強さを見届けたり、ある時は、ともに成長してく。
大人だから共感できる、今だから分かる漫画だと思う。
この中で、特に二巻の「ソクラテス」と「タマラとドミトリ」に泣けた。今とてもこのような気持ちが分かる。
人間には限界があって、それを受け入れて進むことで未来が切り開かれる。
そんな自分の人生を受容する瞬間が切なくも、愛しい。
是非読んで欲しい。
・・もう一人の祖母を想って切干大根を作る。懐かしい味。・・

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