さてさて、
Hisayoshi Art-land Lab.2の展示が始まりました★
期間:2007/3/5(月曜)〜11(日曜)
*Hisayoshi Art-Land Labは毎月第一月曜〜日曜にKAWAGUCHI ART FACTORYのどこかで行なわれています。
時間:11時〜19時

今回はKAWAGUCHI ART FACTORY の展示スペースが埋まっていたため、必然的に場所を探すことになったんですが、なければないで、いいアイディアが浮かぶものです。。
そんなわけで、今回は敷地内のポストを使ってアートしてみました。
作品タイトル:
〒 Post to post 〒 (*造語です。)
〜ヒサヨシがあなたに代わって日本全国どこまでも、手紙を届けにいきます。〜
作品解説--------------------------------------------------------------
この作品は郵便における社会的モラル(道徳)の確認と
近年、電子化されつつある便り(mail)に対するちょっとしたアイロニー(皮肉)です。
かつての飛脚がそうであったように、送り主と送り先との間にある情景を、
第三者として介入することで生まれるドラマとして観てきたいと思います。
その記録は次回のArt-Land Lab.3(会期4/2〜8 Front Gallery in KAF)にて、
紹介する予定です。
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どうやったら参加できるか・・?
といった質問や、この展示の内容に疑問をもった方が多かったので、答えたいと思います。
それは普通にポストに手紙をいれることと、同じです。
KAFに備えてあるヒサヨシポストに普通に手紙を入れてください。
切手を貼る貼らないは自由です。
それで、私がその手紙を持って書かれた住所まで届けにいくのです。
なんとも馬鹿馬鹿しい話・・かと思いますが、まあ、ゆうなればリアル郵便です。
「だからなんだ?」と思うかもしれませんが
「だから何がわかるのか。」を調べに旅するわけです。
誰かが誰かのために手紙を出す。わたしがその二人の関係に介入するように、
半ば必然的に決まった場所に行く。
紙がポストからポストに移動するところにもドラマは生まれる。
e-メールが発達し、一瞬でどこへでもメッセージが送れます。
それはとても便利で、おかげで世界が広がったともいえます。
だた、色々なことが短縮化されていくことに不満だけをもっているわけでは
ありませんが、そうでないリアルな部分も楽しみ合いたいと思い、
手紙を書いてもらうことで人々に参加してもらい、手紙を運ぶことで私も参加する。
というわけです。
それ以外のことは、旅をすることで感じると思います。
わたしは物事の答えは体験しないと出せないとおもってますから、。
手紙を運ばれることで不快に感じる参加者も居るかもしれません。
もしかしたら、私が読むのではないか?とか、捨てられるのではないかとか?
そういった意味でも、モラルですよね。
実際に配達放棄とか、郵便物を盗む事件も起こっていますし・・・、
でも郵便制度が始まったのが明治4年と言われていますが、
よくもまあ、こんなプライベートな空間が外に設置されて大きなトラブルもなく
いままで続いているなあ・・・とも思います。
それは、一種の社会的秩序が保たれているわけですよね。
それは凄いことだとおもいます。
私は多くの人と共有しあって探っていきたいとおもいますし、
それが即興劇のようにその時・その場から生まれるヒントを元に
答えを導いていきたいと思っているのです。
あまり難しく考えないでください!!
楽しく・楽しく!
久しぶりのあの人に、手紙を送りませんか!?

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