私には非常に変った友人が何人かいて、その中の一人のY君について今回書こうと思う。なぜ書こうと思ったかというと、最近頻繁にY君から手紙がくるからだ。
放浪ぐせのあるY君は、パチンコで勝つとそのまま、その大金を握り締めてママチャリで雪駄のまま何も持たずに東京から四国まで行ってしまう人だ。
そしていつもいろんな所から大したことない内容の電話をよこす。
「今、どこの肉まん食べてるか当ててみいや〜。」(道の途中で美味しい肉まんのお店を見つけたらしい。)とか・・・。
で、最近音沙汰無いな、と思っていたらどうも中国にいる様子。
ここ数週間の間にY君から、まさにどうでもいいような内容の手紙がビッシリと手書きで(漫画付)何通も送られてくる。
おそらく丸一日は費やして書いているだろうこの手紙の内容はとっても御下劣&放送禁止用語で全文が埋め尽くされているのでご紹介できないが、
「検定試験」という形で、毎回質問や問題がズラズラっと並んでいる。
<現在私は一級検定試験まで進んだ。>
毎回馬鹿らしいとおもいつつも、結構笑のツボを抑えているので、この馬鹿げた遊びに付き合っている。
そんなお馬鹿な質問が続く中、最後の問いに思わず心が引っ掛かったので、
皆様にも考えていただきい。(ちょっと文章はお馬鹿ですが。。。)
質問:
命の価値は平等か?
YES NO
↓ ↓
A質問へ B質問へ
A質問:ここに101人の難病に苦しむ人間がいます。一人はあなたの子供で、
残りの100人は手鏡の好きな植草教授です。
あなたには難病を治す能力がありますが、どちらを治すかを選ぶ権利は
ありません。命の価値が平等であると信じるあなたには100人の植草教授を
救う選択肢しかありません。
死んでゆくあなたの子が納得できるよう、あなたの正義を書きなさい。
B質問:1人の難病に苦しむ子供と2人の大人がいます。病気で苦しんでいるのは
あなたの子供、2人の大人は、あなたと、僕(ここではY君)です。僕には、
自分の命とひきかえに、あなたの子供を治す能力がありますが、
得心させなければ行動しません。あなたはどのように、
「あなたの子供の命の方が価値がある事」を説明しますか?書きなさい。
あなたなら、いかがですか?
*Y君はフリーのカメラマンです。

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