下重暁子の「明日死んでもいいための44のレッスン」幻冬舎新書 1月刊 を読んだ。
「あれをやっておけば」という後悔だけはしたくない」もともと声楽が好きで、大学に進むまで東京藝大出の歌手に毎週習っていた。50歳を目前にしたとき、歌を忘れていたことに気づき、月2回レッスンに通い始めた。60歳の還暦にはシャンソン+オペラのアリアでリサイタルを開いた。同じころ、クラシックバレエも始めた。松山バレエ団の教室に入り、「ラ・シルフィード」などの舞台に出た。
「44のレッスン」に挙げられていることは全部は不可能だが、「自分を証明するものを持ち歩く」「自分の死を知らせる連絡リストを作る」「若い友達を持つ」(瀬戸内寂聴の秘書は歳の差が66歳!)「体を元気に保つ」(無理に人まねをして1日1万歩歩いたり、毎朝ジョギングをするなどやめて、自分に合ったことを続ける。下重氏の場合は医師で鍼灸師でもある中国人女性で、2週間に1回通うことで免疫力が保たれているという)など、参考になることが多い。

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