松原直美の「英国名門校の流儀」(新潮新書)を読んだ。
ラグビーで有名な Rugby School ではないが、男子校で13歳から18歳まで通う学校だ。
ハリーポッターの映画の撮影に使われた教室がある。学費と寮費を合わせて年間600万円ほどかかる。
授業は細かく分かれた習熟度別クラスで、スポーツ、音楽なども能力別である。生徒は科目ごとに優秀なクラスにいる生徒に敬意を払っている。
学食での晩餐には生徒は燕尾服で出席する。
いろいろな学外のコンペティションに積極的に参加させる。ある年にはエッセイ・コンテストに全世界から1800人の応募があり、それに優勝した生徒がいる。医療分野でのある年の題は「感染症は将来どのくらい人類の健康をおびやかすか」だった。今の coronavirus の問題を予言したかのようだ。
聖歌隊やオーケストラも盛んだ。クラシックからロックまですべての音楽ジャンルを含めると年間90回以上演奏会が開かれる。
ウインストン・チャーチルを生んだ学校はそれだけの伝統があるようだ。

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