AJSAから引用!
東京五輪2020に対するAJSA基本スタンスご報告(長文)
ご存知の通り、8月1〜4日にリオで開催されるIOC総会にて2020東京五輪でのスケートボード開催が決定すると思われます。正式には「ローラースポーツ競技」の中の「スケートボード」となり種目として「ストリート」と「パーク」が採用される予定です。
スケートボード愛好者の皆さんの多くは「ローラースポーツ」という聞きなれない言葉に戸惑うかもしれません、元IOC会長のサマランチ氏の出身母体で、IOC正加盟団体であるFIRS国際ローラースポーツ連盟のもと、昭和28年(1953)に設立されたJRSF日本ローラースポーツ連盟(会長は平沢勝栄衆議院議員)が日本国内における統括団体となります。
国内のシーンを35年前から牽引してきたAJSAとしても、数年前には夢にも思わなかった五輪種目採用が、まさか我が国ニッポンで始まるなんて。「日本のスケートボーダーのためにも絶対成功に導かなくては!」というのが宮沢会長はじめ、理事会の総意となりました。
具体的にはAJSA宮沢会長がJRSFスケートボード委員長として就任、またFIRS国際スケートボード委員になり国際会議で発言力を持ちます。同じように西川隆がヘッドコーチに就任し日本ナショナルチームの強化にあたります。他にも横山事務局長がJRSF総務として2020組織委員会との交渉に当たります。村上仁と早川大輔も合わせ4名の委員がAJSAから参加します
実は様々な調整が行われていますが、決まっているのはこれだけです。今後は色々な担当が必要とされ、多くの皆さんの協力が必要になります。そして仕事が生まれます。その時には改めて業界内からも求人を考えています。人生でオリンピックに関わる仕事はなかなか出来るものじゃありません。
話は変わりますが皆様から「AJSAはJRSFに吸収されちゃったの?」的な質問を頂くことが増えてきました。もちろん違います。我々の目的は今も昔も「スケートボードの普及」です。三角形の底辺を拡げるのが第一の目標であり使命であります。五輪採用で様々な環境の変化もあると思いますが、学校における正式なクラブ活動などを視野に入れた国体開催など、新しい可能性を上手く日本にフィットさせるのもAJSAの仕事だと自負しております。AJSAはオリンピックに関してJRSFに協力するという原則に基づいた提携関係です。
オリンピック憲章では「プロとアマ」という垣根はすでに取り払われ言葉としても存在しません。しかしAJSAでは今でも皆様の大きな目標として公認プロという制度が存在します。数年先の日本国内スケートボード事情が、まったく読めないような激動の数年間になる様な気がしますが、当面は現状の制度で続けていこうというのがAJSA理事会での結論です。
最後に、今となっては皆さんの最大の興味「とりあえずオリンピックに出るにはどうすればいいの?」を説明したいのですが、国際連盟より競技に関する詳細がリリースされていません。しかしFIRSでは2017年9月9〜10日に中国南京で第1回目となる世界選手権(ストリートのみ)を開催しますので、必然的にJRSFは国内で大会を行い強化選手選定、強化合宿、代表決定、選手派遣と進みます。日本国内においては間違いなくこれが2020へのスタートになります
この大会の主催はJRSFなのでAJSAとは参加方法が異なります。詳細は未定ですが、おそらく年内に発表になると思いますので、情報が入りしだいお知らせいたします。ちなみに会場はムラサキパーク東京で2017年4月23日を予定しています。
長くなりましたがAJSAは昔も今もAJSAです。皆さんと共に日本でスケートボードを普及していく事、何事も日々の積み重ねが未来を形成する近道です。キッズスケーターの誕生も増え続けると思います。スクールも活況で各地に増えると思います。間違いなくスケートボードで生活できる人も増えると思います。小さなことからコツコツと、4年に一度のオリンピックも重要ですが、まさに我々の本道がここである事をご理解いただき、今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。
だそうです〜〜(o^∇^o)ノ
今日の動画
Classics: Bob Burnquist's "Dreamland" Part
https://www.youtube.com/watch?v=wlL4NPOrYck