「パンズ・ラビリンス Pan's Labyrinth」
映画
セルジ・ロペス主演
2006年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品
2006年ニューヨーク映画祭クロージング作品
2006年インディペンデント・スピリット賞作品賞ノミネート 撮影賞ノミネート
2006年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 外国語映画トップ5選出
2006年LA批評家協会賞 美術賞 受賞
2006年NY批評家協会賞 撮影賞 受賞
2006年NYオンライン映画批評家協会賞 外国語映画賞 受賞
2006年ボストン映画批評家協会賞 外国語映画賞 受賞 撮影賞 受賞
2006年ワシントンD.C.映画批評家協会賞 外国語映画賞 受賞
2006年放送映画批評家協会賞 若手女優賞ノミネート イバナ・バケロ 外国語映画賞ノミネート
2006年ゴールデン・グローブ賞全米映画批評家協会賞2006年最優秀作品賞
第79回アカデミー賞 外国語映画賞、脚本賞、美術賞、撮影賞、メイクアップ賞、作曲賞ノミネート
ゴヤ賞 オリジナル脚本賞、新人女優賞、撮影賞、音響賞、ヘアメイク賞、編集賞、特殊効果賞受賞
1944年 内戦の続くスペイン フランコ将軍が制圧し人民はファシズム
に抑圧され不自由な生活を余儀なくされていました
少女オフェーリアは軍の大尉と再婚した母と一緒に大尉が駐屯する
キャンプへ行きそこで生活する事になります
母は妊娠し臨月を迎えています 大尉はオフェーリアに冷たく
生まれて来る子供だけを心待ちにしています
反共産主義のゲリラを撲滅する為に大尉は非道な事を続けます
独裁者である大尉をオフェーリアは決して父等と認めたくはありません
そしてオフェーリアは父から逃れたいと思い
来る途中に出会った妖精の導きで森の深く迷宮に辿り着きます
そこで迷宮の牧羊神パンと会います パンはオフェーリアに
地底王国の姫で無いかと告げ 三つの試練を乗り越えれば
王国に正式な姫として迎える事が出来るとその試練の一つめを話します
数々の賞に上る評判の高いダークファンタジー映画ですが
誰に何を見せようとしているのか 良く判りません
子供向けにしては 残虐シーンが数多く見せたくありません
大人に見せようとするには稚拙で、物語そのものも雑な作りなのです
大人の無意味な内戦やら 残酷な仕打ちを子供の妄想の中で否定する
そんな事を言いたいのだろうと思いましたが
現実と架空の一線が曖昧のまま繋がっていません
いっそ空想の世界を前面に出し、オフェーリアの夢の世界と言う展開
を強調したほうが良かったのかも知れません
迷宮の先にある王国もさほど魅力があるとは感じさせず
牧羊神も何故か陳腐で 神聖味に欠けているのです
スペイン映画として観れば それでも傑作と言えるのかな?