ブライス・ダラス・ハワード、ウィレム・デフォー主演
1933年 グレースと父親(父親はギャング団のボス)はアラバマの
プランテーションに着いていた その名前はマンダレイ
そこでグレースはアフリカ系アメリカ人の青年が鞭で打たれるのを見て
未だに奴隷制度が存在するような光景を目撃します
正義感と強い理想主義の持ち主グレースは ここに分け入ります
このプランテーションでは白人の老女が不当な差別を行っている
それを正す為にグレースは父親の部下の数人とこの地に残るのです
老女は死去し グレースはアフリカ系アメリカ人達に
自由になったと告げるのですが 自由と言う事が判らないのか
一向に彼らは動かず 無気力で 仕事する気配を見せません
グレースはこれではいけないと 自ら彼らを動かすように振舞います
ラース・フォン・トリアー監督のアメリカ3部作の2作目
ドッグヴィルのニコール・キッドマンとジェームズ・カーンから
ブライス・ダラス・ハワードとウィレム・デフォーに変わった続編です
白い床に 線で区分けをし 最小の大道具 舞台のような照明
前回のドックヴィルと同じ手法をとっています
支配者がいて不自由であるけれど 何とか暮らす事が出来る人々
支配者に従ってさへすれば 自主的に動かなくてすむ・・・
支配者から開放し 民主的で自主性を重んじれば
人々はより自由で暮らしやすくなるのだと・・・
そう思い込み彼らの郷に立ち入り 自分の考えを押し付ける
それは決して彼らが望むものは無かった・・・
なにやら どこかの国の縮図を暗示するような展開でした
よかれと思いしたことが ことごとく裏目に出て行く
皮肉が好きなトリアー監督のアメリカ批判の縮図です
映像的な変化が少なく 舞台を観る様で見方によれば退屈に
ナレーションによる補足が無いと説明不足になりそうですが
トリアー監督の言わんとする事が 面白く
三作目 ワシントンも楽しみになりました
When in Manderlay do as the Manderlay do.
・・・こんなことが言えそうです
ロレンスが自分の理想 思惑通りアラブ人を動かしたと思い込み
マカバを陥落させるのですが
アラブ人の考えは自分の理想とかけ離れ ロレンスは失望する
デビット・リーンのアラビアのロレンスを何故か思い出しました