択一合格おめでとうございました。いよいよ論文ですね。
あとおよそ1ヶ月、ここをどう過ごすかが重要です。
商・訴については択一試験後に始めた知識の補充や論点の理解をこのまますすめていきましょう。会社法は各制度趣旨、手形は論点、民訴は穴をなくす、刑訴は判例。大雑把にいうとこんな感じでしょうか。
その上で、答練で実戦感覚(問題を解き、書く感覚)を身につけることが不可欠ですね。
憲・民・刑については択一合格ということから基本的知識や論点の理解は出来ているはずです。したがって、新たなインプットはいらないでしょう。これまでの力を維持しつつ論文の問題を解くトレーニングに重点を置くと良いでしょう。
いずれの科目でもこれからの時期は、予備校の答練で現場感覚を磨き、過去問や問題集などで問題分析やあてはめの力に磨きをかけていくことが重要だと思います。この場合の注意点を二つほど。
まず、答案ファイルや答案構成ノートを使って勉強する場合には、必ず初見の問題のつもりで『考える』ことをしてください。
かつて解いたことのある問題を使う場合どうしても、「何が論点で、どんな構成だったっけ」と『思い出す』という頭の使い方をしてしまうのですが、本試験は未知の問題で『考える力』を試すものですから、『思い出す力』だけを磨いても最後のところで合格ラインに届きません。
要件・効果や基本的な論点の構造は覚えていないとどうにもなりませんから、それを理解・記憶することは最低限の条件ですが、そこを超えてぜひ考える力を意識して勉強してください。
次に『答案例・解答例』の扱いです。
答練のレジュメや問題集の答案例・解答例はあくまでも「例」ですから、まったく同じに書かなければ合格答案にならないと言うものでもありません。
かつて解いた問題でも新たに解きなおした結果、答案例や以前に書いた答案構成と異なっていたとしても、それが間違いとはかぎりません。問題分析や要件効果に誤りがなく、論点処理や答案全体の構成に理論的な矛盾がなければ、それでも十分な合格答案になります。
また、過去よりも現在のほうが知識も含め法的な思考力も向上しているはずです。
今の自分の力に自信を持って本試験に臨めばいいでしょう。
あとは体調に注意して全力を尽くすのみです。
合格へ向けて一気に駆け抜けていきましょう!