「一番好きなカップラーメンは?」と問われれば、僕は迷わず「チリトマトヌードル」と答えるだろう。
一般的に、日清カップヌードルのレギュラーシリーズの中で最も人気があるのは「カレーヌードル」だという。次いで「しょうゆヌードル」、「シーフードヌードル」と続く。件の「チリトマトヌードル」の人気はダントツの最下位で、その存在を知らない人も多いようだ。確かにチリトマトヌードルを扱っている店はほとんど無い。コンビニエンスストアはもちろん、大規模なスーパーマーケットでもチリトマトヌードルの在庫を抱えている店は少ない。
それでも僕はチリトマトヌードルが好きだ。カップヌードルのなかで、というよりも全カップラーメンのなかで一番好きなのである。だから苦労することになる。チリトマトヌードルに関して言えば、およそ好意的に扱ってくれる店が見当たらないのである。僕の知る限り、大阪市内では3つのコンビニと1つのスーパーでしか扱っていない。もちろん、ここでその店名を明かすことはできない。
もうひとつ問題がある。カップヌードルは、1つ食べただけで満腹になるような量ではない。「少し足りないなぁ」と感じるくらいの微妙な量なのである。かといって2つ食べるというのは多すぎる。というより、もったいない。貴重なチリトマトヌードルを1度の食事で2つも食すというのは贅沢に過ぎる。どこでも手に入るような「汎用カップヌードル」とはわけが違うのである。
もし、たまたまチリトマトヌードルの在庫が置いてある店を見つけた場合、僕は迷わずそれらを買い占めることにしている。もちろん、その地域に僕と同じく「チリトマトマニア」がいるかもしれない、という考えが脳裏をよぎることもある。しかし、まだ見ぬ同士のために在庫を残しておくほどの余裕は無い。「コモンズの悲劇」を恐れている場合ではないのだ。いや、むしろ「買占め」によってコンビニのPOSを刺激するほうが得策だと考えるようにしている。
そんなチリトマトヌードルを取り囲む状況を好転させる代物が、ついに発見された。「チリトマトヌードル《BIG》」である。知人が秋田県のコンビニでたまたま見つけたのだ。通常サイズのチリトマトヌードルと並べてみる。その大きさは圧巻である。内容量は通常の73グラムに比べて103グラム。納得の大容量である。
関西でも「チリトマトヌードル《BIG》」を取り扱ってもらいたい。これは僕の切実な願いである。あるいは、もし取り扱っている店をご存知の方がいれば山崎までご一報ください。

通常のチリトマトヌードルとチリトマトヌードル《BIG》。

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