午前中は京都国際会議場で開催されている「ユニバーサルデザイン国際会議」の子どもワークショップを担当する。子ども自体がユニバーサルな存在であることを理解してもらうために、砂場ならぬ「紙場」を用意した。シュレッダーで裁断した紙を入れたプールを3つ用意し、近隣の幼稚園児たちにそのなかで遊んでもらった。紙場で泳ぐ子がいれば、紙粘土のように人形をつくる子どももいる。人に紙の塊をぶつけて遊ぶ子もいるし、風船などに紙くずをつけて蓑虫を作る子もいる。シュレッダーで裁断した紙という存在を子どもがどんどん変形する。その活動は留まるところを知らない。あらゆるニーズや直感を頼りにして、限られた素材が無限の存在へと変わること。そのユニバーサルな発想を失わずに成長して欲しいと願うばかりだ。
午後からは大阪国際会議場で開催されている「大阪ブランドサミット」のデザイン分科会に参加する。パネリストにはグラフィックデザイナーやインテリアデザイナー、服飾デザイナーなどが名を連ねていた。この分科会は、それぞれのデザイナーが大阪をブランディングするための提案を発表するというもの。僕は「大阪人が外部空間を使いこなす技こそが大阪のブランドではないか」と発表した。新たなブランドを創出するというよりも、既に大阪人(とくにおばちゃん)が行っていることを広く紹介することで大阪のブランドを再認識してもらうのである。大阪のおばちゃんが外部空間を使いこなす技を見て、全国の人が外部空間を使いこなし始めたらとても愉快だなぁ、と思うし、日本の都市生活が少し生き生きとしたものになるんじゃないか、と想像する。OSOTOという雑誌は、そんな願いを込めた雑誌でもあるのだ。

子どもUDワークショップ

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