2009/11/27
靴の中の砂 (9) きみがいる時間

僕の住まいとなったのは一階の玄関ホールに一番近い部屋で、ドアに色褪せたステンシル塗装で101とあった。これもホテル当時の名残だ。つまり、一階は101から104、二階が201から208、三階に301から308という番号がそれぞれの部屋に振られているのは容易に知れた。
アパートメントの敷地の南北の端に沿って、風と砂を避けるために植えられたヒマラヤスギの木立があり、その枝振りに隠され、一階から海を見渡すことは出来なかった。
"Angel" Cliff Richard
FINIS











