Copyright© Nobuaki Matsumoto - Studio 31. 2007-2012. All Rights Reserved.
出典が明記してある箇所を除き、著者は著作権を主張しております。

2009/11/24

どうしても  貝殻これくしょん

クリックすると元のサイズで表示します


 詩人の松下育男さんが、先週、インターネットに、またまた『(私め)納得の一篇』をアップした。とっても気に入ったので、ここに再録させてもらうことにした。目の前に、初めて遭遇する世界が突然出現したかのようだ。
 詰まる所、詩作とは、言葉の羅列だけであるはずはなく、それは、眼前に新世界を作り出す工程を指すに他ならない。


『どうしても』

どうしてもっていうんでないなら
もう一度なんて生きたくない

生まれ変わりのその先は
だってどうやってあてがわれるんだろう

一列の最後尾にならんで
くじでもひかされるんだろうか

さんざんドキドキしたあげくに
オオアリクイでもひいてしまったら

どうする?
せめて今のうちに練習をしておくべき?

でも休日に
家族が出かけて行ったあいだに

居間で四つん這いになっては
みたものの

ちっとも力が
はいらない

生きるってそもそも
なんの役にたつのだろう

だからどうしてもっていうんでないなら
もうイチドなんて生きたくない



“Blue Moon”


FINIS
 



コメントを書く


この記事にはコメントを投稿できません




teacup.ブログ “AutoPage” byGMO