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2009/11/4

酸辣湯麺に誘う時  きみがいる時間

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「サンラータンって言うのが正しいのかスーラータンて言うのが正しいのか、良く分からないけど、あの酸っぱ辛いスープの麺が、とっても美味しいお店があるのよ」とふたりで出かけた市民祭の帰り道で朋子が言う。
「それって酸っぱい、ラー油の辣にお湯と書くやつね。あれって好き好きがあるみたいだけど、好きな人はトコトンはまるらしいよ」と僕。
「普通、辣油は好みで垂らすらしいんだけど、私が知ってるそのお店のは、スープの表面が辣油で真っ赤っかよ。それにお酢が嫌いな人は湯気も吸い込めないくらい酸っぱいの。それでもお店のオバチャンに聞くと、本場の四川には、もっとすごいのがあるそうよ」

 にわかに話が面白くなってきた。

「そのお店って、これから行けるようなところにあるの?」
「そう言うと思った。帰りのバスを途中で降りるだけだから、勿論これから行けるよ」朋子がニヤッと笑う。

 ランチは、二時間以上前に市民祭に知人が出していた店のホットドッグと珈琲だけだったから --- 酸辣湯麺 --- すでに食べる気満々。

「じゃあ、行こう!」 そう言って僕は、朋子の背中を押したのだった。



"Begin The Beguine" Julio Iglesias


FINIS
 



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