「イノセンス」
監督/押井守
声の出演/大塚明夫、田中敦子、山寺宏一、他。
こんばんは、wataruです。
先日、新作で、
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ」
という邦画を借りて観たんですけど
全然面白くなかったので途中で観るのを止めてしまいました。
「チェーンソー」と書かれてると無条件に反応してしまうレザーフェイス・ファンの哀しい性なのですが
タイトルもカッチョええし、そこそこ楽しませてくれるんだろうなぁ、と期待しておったんですが
我慢できませんでした。
どんな映画でも結構頑張って最後まで観るタイプな僕なんですが、こればっかりはどうにも.....
その後、クリント・イーストウッドの
「スペース・カウボーイ」を観たんですけど
昔 観た時はそこそこ感動もしたんですが
今 見返すと
「若者にはまだまだ負けん!」という鼻息の荒さがちょっと
ウザくて(笑)。
お爺ちゃんたちが頑張って宇宙に行くという話は大変夢があってイイと思うのですが
もうちょっと若者に花を持たせてやっても良かったんじゃないかと。
結局、宇宙に行った若者たちは何の活躍もせず邪魔なだけだったし、これじゃあちょっと可哀想すぎるというか、こういう映画を作る意味が無いと思うんです。
「何かを受け継がせる」事こそが、長く生きた者の義務だと思うから。
まぁ、そんな感じでちょっとアカンかったなぁ、という週末でしたので
今回は「外さない」映画を持ってこよう、と。
るしはさんとこの記事で
「攻殻機動隊2.0」の話題を知り
俄然観る気満々になってしまって(大阪でも上映されるようなんで、多分行くかも)、
ここはいっちょ
「イノセンス」でも見直してみようかな、と。
この「イノセンス」は劇場で2回観ました。
2回観ても分りませんでした(笑)。
原作にもあった「ゴーストダビング」の事件を元にしているとはいえ
劇中で交わされる会話の殆どは専門用語か古典の引用ばっか。
初見で理解できた人は相当なインテリだと思います。
そんな、ヒジョーに分りづらい映画ではあるのですけれど、
主人公
「バトー」の描き方が秀逸で
これが物凄く分り易いのです。
一つは、バトーの孤独と
もう一つは、草薙素子との純愛。
その、バトーの孤独が最も良く描かれているのが
イシカワとの車中での会話シーンから、セーフハウスへの流れのシーン。
「犬丸食品のフレッシュタイプか.....悪い事は言わねぇ、ドライにしな」
「あんなのは食いもんじゃねぇ。」
という会話のバックで激シブなジャズが流れておりますし
イシカワの車のクラシックな感じもナイス。
ハードボイルドです。
で、セーフハウスに帰ってから飼い犬と戯れちゃったりなんかして。
このワンコもむっちゃくちゃカワイイし、無言で世話するバトーもカワイイ♪
で、素子さんはアッチの世界に行っちゃったっきり戻ってきませんで。
けれども、バトーの台詞の端々に
「素子への愛」を感じさせるものもアリで。
ラストの殺人人形とのバトルでの再会シーンは鳥肌モノですね。
「行けよポイントマン。後ろはオレが守る。」
「......昔のようにね。」
か、かっこいい.......
お互いが「義体」であり、生身の肉体ではない。
「愛」を確かめる為の「肉体」という器官が存在しないが故に、その「想い」は真の意味で「プラトニック・ラブ」なのでしょうね。
よって、僕にとってこの映画はSFでもアニメでもなく
「純愛映画」
という位置づけです。
もちろん、アニメ作品としても、未だこれを超える作品を僕は知りません。
そんな感じで、これから公開される
「攻殻機動隊2.0」もヒジョーに期待しておるワケですが
どっちかっつーと僕はやっぱり「ゴーストダビング」事件よりも、「人形使い」事件の方が映画的に面白いと思ってますので、
新しい映像と、新しい音で甦った「GHOST IN THE SHELL」が観たい、観たい、
観たいのダーー!!
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